あたしはバツイチで現在再婚しているけど
実は揃いも揃って2人の夫はEDだった
この引きの悪さ、年末宝くじジャンボに当選するよりも
もっと希少ではないかと思っている
前夫はあたしより珍しくたったの3才年上だったのね
気が付けば、いつでもあたしは10歳以上年齢の上下差のある
メンズとばかりねんごろになるのだけど
今にして思えば、付き合い当初から、少しヘンだったのよ
だって、メイクラブの最中に、本来ならカウパー氏腺液、
つまりは我慢汁が出るべきところで、前の夫は
なぜか尿がちょちょぎれていたのだから
ほら、我慢汁が出てから初めて、射精の体勢が整うわけでしょ
尿道がおしっこ仕様ではなくて、射精仕様に切り替わる
どういう理由だか分からないけど、
ひょっとしたら前夫の場合は、
それが上手く切り替わらなかったのかもね
弱いながらに勃起はするのよ、一応
だから、それで一応、挿入も出来る
でも、そこから先、どういうわけか射精出来やしないの
そして中折れしてフェードアウト
それが酷くなったのは、挙式も済んで、
「さぁ、これから子作りでもしましょうか」となったときね
そーそ、今、結構多いのだって?
子作りEDなる夫が
初婚だったし、まだ若くて初心なところもあったから、
子供嫌いなあたしでも、人並みには
子供を作ろうとしていた時期があったのよ(笑)
でも、前夫は全く射精出来ない
本当に、毎晩泣いたわ、あたしに魅力がないのかって
いつぞやは、子沢山の小姑から、親類勢ぞろいの場で、
「どーして、子供ができないの?あなたに何か欠陥があるの?」
って、公開処刑されたわよ
それなのに、前夫は隣で我関せずって、全くの知らん顔
前夫を含めた一族に、激しい殺意を感じた瞬間ね
そんでもって、前夫は相変わらず
何かしらの改善策を講じようともしないのよ
見かねたあたしが、毎晩、泣きながら前夫に懇願したものよ
お願いだから、診察を受けてきてって
あたしがつたないながらに探し出した、泌尿器科に行ってもらったの
ほら、当時は今ほどEDの認知度も高くなかったから
だから、どうせ病院でも丁寧にカウンセリングなどすることなく、
機械的に改善薬を処方しただけなのでしょ
それを早速飲んだら、一応勃起はするのだけど
不自然な勃起だったの
何ていうのか、むくんだような感じ
勃起しているのに、硬さが全然なくて、ふにゃふにゃなのよ
相変わらず射精することは出来ず、
だからといって中折れしてフェードアウトすることもなく
その後1時間ぐらい、ムダにむくんで勃起したままで、
前夫は為すすべもなく、ただ放置していたわ
恐ろしいクスリだと思った
尤も、あれから20年以上経っているから、
クスリもかなり効能が良くなったのかも知れないけど
きっとクスリで不自然な状態を、Pに強いていたのよ
でもね、こんな前夫でも、
自慰ではちゃーんと射精も出来るみたいなのよ
そーそ、だからメンズはよく、自分の性的な強さの基準を
自慰の回数とかに置き替えがちだけど
EDだった、あたしの前夫でさえ
曲がりなりにも自慰で射精は出来たのだから
その基準は間違っていると思うの
自慰と実際のセックスは全くの別物だと考えた方がいい
実際、それで自分は性的に強いってうそぶいて、
墓穴を掘ったメンズをこれまでにどれだけ見てきたことか
それはそーと、女性と縁遠かった前夫は
どうやら盛んに風俗にだけは通っていたみたいだから
そこで、ヘンな射精のクセが出来上がってしまったのかもね、
そんでもって、女性の膣では満足出来ずに
射精が出来なくなってしまったのかも
前夫はそこんとこ、あまり詳しく教えてくれなかったら、
今となっては知らんけどw
だけど、前夫は自分がEDであることを観念して認めてしまうと
開き直って、あたしに毎回最後はFで
フィニッシュさせることを要求するよーになったわね
それもごっくんと飲まされたりなんかして
「愛しているんだから、飲んでくれるだろう?」って
おぉ、何でも「愛情」を免罪符にすれば許されると思ってる!
それから随分後になって、あたしは同い年の中折れ気味の
愛人2名と付き合うのだけど
その愛人らにも同じよーに、あたしは気を利かせたつもりで
「それなら、飲んであげよっか?」って提案したら
彼らは少し驚いたよーな感じで
「…え?いいよ、やっぱり中でイキたいから」
と、彼ら2人から断られてしまったの
そこで、あたしはようやく気付いたわけ
「そっか、前夫が閨(ねや)で求めていた、Fでしかも下ではなく
上のお口で飲んでフィニッシュというのは
イレギュラーどころかセックスとしてはかなり異質なものだったんだ」ってね
そんでもって、あたしは前夫とまだ婚姻状態にあった時に
後の現夫を誘惑して不倫関係になるのだけど、
おぉ、何てこと!!
この現夫もEDであったわけよ
フフフ…まさに負のED連鎖ってヤツ?w
やたら「プラトニック不倫」の期間が永く続くなぁ…
それだけ、現夫はあたしのことを大事にしてくれているのかしらって
気のいいあたしは、全く持って都合のいいよーに解釈していたのだけどね…
でも、この世に「プラトニック不倫」だなんて言う、
そんな最大の矛盾ってあり得る?!
ないわよねぇ、フツー!w
随分とあたしも無邪気過ぎたもんよ…w
さ、この続きは次回、またね~
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