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食欲と性欲~その9~

私は集中してブログの記事を数本執筆しながらだったし

 

週末、ダイスケは奥方の目を盗んでのことだったし

 

やり取りの密度やスピードはちょっと失速したものの

 

それでも、どーにかこーにか私たちは

 

月曜の逢瀬までKakaoのやり取りを続けていたわけ

 

そーそ、「くれぐれも前の晩は、浮かれて1人Hをしないでね

 

それが命取りとなって、肝心の本番で全然Pが勃たずに

 

憂き目に遭ったメンズもたくさん見て来たので」

 

と、念もしっかりと押したりなんかしてね

 

それから、いよいよ月曜の当日になったわ

 

待ち合わせは13時だったのだけど、

 

12時少し前にはダイスケからKakaoが来たの

 

「今出ました!

 

会うのが楽しみでエグいぐらい勃起してます」

 

「今、早退すべく仕事と格闘中です

 

お昼を済ませて置いてくださいね」

 

「はい!

 

キデさんはお昼ご飯食べられましたか?

 

時間がないようなら、買って置きますので

 

好きなもの教えて下さい!」

 

「お心遣い、ありがとう♡

 

簡単に済ませたので大丈夫ですよ♡」

 

このブログでも何度も書いて来たけど

 

私はメイクラブをすると一旦決めたら

 

ストイックなぐらいにその前は飲食は控えるのよ

 

だって、消化に体は集中するよーになるから

 

その分、感度も鈍くなったりするのよね

 

事務所で用意していた、口臭の気にならない、

 

白米の冷凍おにぎりとみそ汁を仕事の間に

 

私は既に掻き込んでいたわけ

 

…でも、今回はこれが徒(あだ)となったかな

 

私がこれまでに逢瀬してきた中の数人のメンズ同様

 

待ち合わせ場所のスーパーでコンドームを簡単に買えるだろーと

 

高を括っていたみたいだけど

 

いかんせん、そこのスーパーはゴムを一切置いていないのよ

 

それは、このブログでも何度か書いた話なんだけどな

 

だから、ゴムを入手するのに手間取って、

 

ダイスケはとうとう昼食を食べる機会を失ってしまったと言うの

 

それなら、「昼食買ってきて♡」とお願いすべきだったわね

 

それなら、ホテルでダイスケも食事にありつけたでしょーに

 

…それにしても、今後は「要望10箇条プラス1」にて

 

「コンドームは前日までに準備しておくこと!」って

 

項目をそろそろ追加すべきなのかも知れないわ

 

うーん、こんな細かいことまで教えてあげなくてはならないとはあせる

 

私は仕事を終えると、ハイヒールパンプスで徒歩7分の

 

自宅マンションに戻り、それから逢瀬の三種の神器

 

「M用ソープ、マウスウォッシュ、シルクのスリップ

 

(太もも辺りまである、ロングキャミソール)」

 

を慌ててバッグに入れると

 

待ち合わせ場所のスーパーの駐車場へと向かったのよ

 

…うふふ、学生時代から口さがなかった、

 

唯一の女友達のサエは、私の住環境についてこー言ったの

 

「ねーやんの住んでいる所って、自宅を基軸して

 

職場までは徒歩5分(ハイヒールだと徒歩7分)

 

夫さんのかかりつけ病院までは徒歩10分

 

メンズとの待ち合わせ場所のスーパーまでは徒歩5分

 

逢瀬で毎回使うホテルは車で5分…って

 

まさに、ねーやんの生活、欲望を10分圏内で

 

全て済ませてしまうことができる

 

行ったことないけど、まさにそこってば、

 

『Kide’s アクアリウム』と呼ぶに相応しいわね」

 

…うふふ、そーね、私はこの、私の生活と欲望が

 

凝縮された水槽の中で、

 

せめて優雅に泳いでいると信じていたい、

 

そんな観賞用小魚なのかも知れないわね

 

そして、時々、いいえ、定期的に

 

ささやかなスペクタクルショーとして、

 

私と言う魚に捕食されるために放流される

 

やはり名もなき小さな魚群であるメンズと

 

閑話休題飛び出すハート

 

最近、私は初対面のメンズと待ち合わせをするとき

 

これまでのよーに、勇気を出して、見知らぬメンズの

 

車にいきなり乗りこむのではなくて

 

終身名誉第4愛人である、ゆーや方式を真似て

 

お互い、駐車場で対面してから

 

車に一緒に乗るということにしているの

 

それは、元・2代目第3愛人であった、

 

トオルもいい方式だねって賛成してくれていたわけだし

 

私も相手のメンズにとっても心理的ストレスのより少ない

 

対面方法ではないのかなって思ってる

 

私がそーやって、待ち合わせ場所である

 

スーパーの駐車場にある銀行のATM前で立っていると

 

今流行りのスポーティーなファッションをした

 

とても29歳とは思えない、若々しい感じのメンズが

 

おずおずと声を掛けて来たの

 

「…キデさんですか?」

 

「…そーです、初めましてキデです」

 

「ダイスケです。初めまして…キレイ♡」

 

うふふ、それからも2,3回ぐらい

 

ダイスケはキレイと褒めてくれたわね

 

実物もKakaoでのメッセージどーり、

 

ヨイショ系だと見たわW

 

元々他県出身で、県都であるこの町には

 

ほとんど来ないし、出会い系サイトも身バレを恐れて

 

全然していないというダイスケは

 

この界隈では有名であるホテル街の存在も知らないみたいで

 

私にどこかお勧めのホテルはありますかって訊いて来たわ

 

うふふ、そーなると、もー、あそこしかないでしょ

 

ホテルY!!笑

 

余計な身分証明書やカードを一切抜いて

 

必要最低限のお金と万が一のためのクレカしか用心して入れていない

 

逢瀬用の財布にはホテルYのメンバーズカードはいつも入れてあるし

 

道案内する私もすっかり手慣れたもので

 

ダイスケにテキパキと指示を出していたわね…

 

 

to be continued…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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