~キデと第1愛人教祖様
at 東京ステーションホテル
メゾネットキングルーム~
(前回からの続き)
キデ:
カイをKakaoからブロック削除しよーとして
操作が上手くいかず
どーいうわけか、自分の電話帳にある人で
Kakaoをしている人の名前が勝手に
ピックアップされてしまったのです
そーしたら、初代セフレのリョースケと
何と、トオルの名前が挙がって来たのです
私、その予想外の名前に大変動揺してしまいました
だって、トオルは私にKakaoをしたことがないって
ずっと言っていたわけだし
それなのに実際はこーしてKakaoをしているわけで
それは、そーいう必要があったからしたというわけで
それは私と別れる前なのか後なのか
私が望んでも全然会ってもくれなかったのに
そーいうことはサクッと出来てしまうんだ
なるほどね…って
彼がたとえ仕事が忙しかったとしても
最低限、私に対する礼儀、配慮
例えば、問い掛けのLINEに返事は必ず返すとか
そーいうことをしてくれていたら
私はあんなにも彼に対して
執着なんてしなかったと思う
私に対して最低限の礼儀と配慮さえしてくれていたら
私は彼に対しても、他の愛人同様、
私以外に愛人が何人いよーとも
そんなに気にせず受け入れてたと思う
だって、他の愛人たちは私以外に
愛人がいても、私に対して礼儀と配慮を
必ず意識して行ってくれていたわけで
私は彼のことを愛人だと思っていて
彼の私に対する不合理で残酷な対応も
じっと耐えてきたところがあるけれど
実は彼にとっては私は
一介のセフレにしか過ぎなかったのだろーな
彼には意外と本命の別の愛人がいたのかも
単に仕事が忙しいって言い訳をして
私を遠ざけていただけなのかも
だって、それが証拠に私がこーして
公開で彼に愛人クビ宣告で
大見得を切っても
彼は一切それに対して
何の反応も示さず
さよならの挨拶さえも
寄越して来なかったわけで
へぇ、私は彼にとってはそれだけの存在だったんだ
何か、あんなにトオルに惚れていた自分が
哀しくなってきてしまって
だからこそ、私は
「別れの美学」にこだわるわけです
別れるときに、最低限、人としての礼儀を
尽くさなければこーして相手を傷つけるどころか
後々もやもやを残して苦しめ続けることになってしまう
私は、今回のトオルの件を通してそれだけは
強く感じましたね、学びました
教祖様:
周りの人間があんなヤツやめとけって言っても
本人はその忠告を聞かないのは多々あること
それは、人の長所、短所は実に表裏一体で
相手の解釈次第によるからでしょう
キデ:
そーなんです
今までここがトオルの長所、魅力だったと
思ってきたところが、
トオルを段々と客観的に見るよーになると
短所やズルいところに思えてきて
それも何でもない瞬間にぽっと気付くという感じ
彼に対する熱病が冷めてきて、つくづく思うのは
まさに、人の長所、短所は
相手の解釈次第
そして、こーして相手の長所を目一杯愛した後で
長所だと思い続けてきたところが
短所となり、モヤモヤとさせられる
なるほど、こーいうことが、
相手のメンズのでこぼこの個性を
丸ごと受け入れ楽しむということかって
痛感させられましたね
楽しい思いも、モヤモヤも
全てひっくるめて味わう
これが恋の醍醐味だなって
そーそ、トオルも私と付き合っているとき
カイと同じよーに、
やたら私の性病り患の可能性を
うるさく言っていましたね
教祖様:
キデさん自身を心配してというよりかは
それはキデさんを単に
欲望の対象にしか見ていなくて
自分も性病貰うのが
怖かっただけの話
でも、だからと言って、
自ら性病検査を受ける勇気もない
だから、その不安を少しでも消すために
キデさんにうるさく言っては
安心したかっただけでしょう
カイとはまた違う立場での
発言だったと思いますよ
キデ:
そーですね、まさにそのとーりだと思います
だって、彼だけでしたからね、その割には
一切コンドームを着けようともしなかったのは
自分の欲望、快楽しか
見ていなかったということですね
それはそーと、このKakaoアクシデントには
まだちょっとした続きがあってですね
教祖様:
ほう、それは何ですか?
キデ:
仕事の取引先の女性、多分私と同い年ぐらい
その人も何と、Kakaoをしていますって
私に通知があったのです
ドキっとしてしまいましたね
だって、女性でKakaoをしている人は
少数なだけに、その目的は早い話が、
男遊びっていうわけじゃないですかw
へぇーって思いましたね
逆に相手にも私がKakaoをしていること
通知されているのだろーなって思ってますけどw
確かにその女性、お会いした時から妙に
しっとりとしていて色っぽかったんですよーw
うふふ、やっぱり思念は体をなすってことですね
そーそ、私、分かるのです
女性としてキレイに体形維持されていて
メイクやファッションも手抜きせず
女性らしさを意識されてる
だけど!!
ファンデーションのノリが異様に悪くて
全体的にパサパサと乾燥した、残念な印象の
私と同世代の女性をしばしばお見受けします
そして、そんな彼女たちは決まって一様に
どこか不満そーな表情をしてる
ともすれば、険があったりもする
そんな女性に必要なのは、
保湿成分高い、高級化粧品でも
高額な美容注射でもなくて
たった1本、メンズのPです!
これは物凄い、私の経験、実感なので
きっと読み違えてはいないはず!
そんな乾燥女性は、
女性としてどこか飢えていて
色々と条件や言い訳を設ける前に
自分のメンズに対する間口を広げて
四の五の言わずにチヤホヤされて
さっさとメイクラブをしてしまえばいい
体の何かしらの不調は
単に体質や生活習慣上の問題だけではなくて
そのひとの抱えている、精神的なストレス
飢え…なんかも物凄く関係していると
私は強く信じています
いやー、朝からKakao1つで
こんなにもドラマを
感じられてしまったとはw
何か先ほどまでの動揺した気分は
すっかり吹き飛んで
今は面白い体験をしたなーっていう
思いしかないです♪
教祖様、私の話を聞いて下さり、
どーもありがとう
to be continued…
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