ゆーや、おつかれさん
さ、今夜も、愛人帝王学の
レクチャー始めるわよ
さて、今夜からいよいよ本題の、
Kidechan’s men を追放された、
元メンズC、ツヨシの話に入るわね
ツヨシとは、私がサイトKで登録するやいなや
検索して見つけたメンズだったのね
ほら、サイトKのメンズってば
基本的に受け身姿勢で、
私みたいなニューフェイスの女子が登場しても
尤も、少しとうが立っていたせいかもしれないけど
一切誰も食いついて来ないからね
面倒臭いけど、こちらから条件の合った
好みのメンズを探しに行かなくてはならなかったの
ここはプロフの写真にぼかしを入れられるせいか
他のサイトよりも
写真掲載率が若干高めのような気がするわ
そうやって見つけた、ツヨシは何てたって、
モロ私の好みの顔をしたメンズだったわね
サイトで見つけたメンズのプロフの写真で
あんなにも激しく一目惚れしたのは、
後にも先にもこのツヨシ1人だけね
ツヨシのラインはブロック削除していないから
彼の写真を未だに見ることが出来るのだけど、
今でも見ると、あふんって
怪しい気持ちになってしまうぐらいねw
そーねぇ、敢えて例えるなら、
DEENの池森さんに似ていたのかな
尤も、本人は体毛薄い方だから眉毛も薄く、
わざわざ描いていたぐらいだったから
池森さんからかなり眉毛を薄くした感じね
高身長で180㎝近くあって、
私より少し年下の42才だったわね
何もかもがパーフェクトな王子
のように思えたわ
こちらから「いいね」をすると
直ぐにツヨシから返事が返ってきたから、
こちらも舞い上がってしまったわね
もー、今すぐこれからでも
逢瀬したいぐらい!
その時はサイトKの特徴も全然知らなかったから
他のサイトと同じノリでそう提案したら
めっちゃツヨシに警戒されてしまったわ
うふふ、私のことをどうやら業者女性と
誤解してしまったみたいね
せっかくこちらに食いついて来た
ツヨシ王子を手放してなるものか!と、
こちらも急にそれまでの態度を一変させて、
敬語で初対面の適切な距離を取って、
お上品モードでメールのやり取りを始めた訳よ
決して私は業者女性ではありませんよって
後にツヨシに聞いたら、
余りに隙のない完璧な敬語でのメールだったから
「一体どんな女性なのだろうと逆に興味を持った」
と教えてくれたわ
その日は日曜の昼下がりだったのだけど
随分後になって知らされた彼の勤務先は
誰もがその名前を聞いたらすぐに分かるような
通信大手だけあって、
しっかりとカレンダー通りの休日だったの
彼はそこでネットワークエンジニアをしていて、
主にネットワークの設計を
机上でする仕事をしていたのよ
彼の設計図に基づいて、
覚えているかしら?
ロンPみたいな職人がいる、
下請けが実際にネットワークを敷設していくの
こんなに詳しいのは、
この2人のメンズから、
随分後になってピロートークで、
彼らのお仕事の話を聞いたからよ
私たちはそのまましばらく数時間ほど
メールのラリーをしていたわね
当然、ツヨシから
「私の写真を見せて欲しい」
と言われたのだけど、例のごとく、
「写真嫌いだからない」って言うと
「僕は面食いじゃないから
女性の容姿には拘らないし、
会える日のお楽しみにしておきます」
なんて言ってくれたりしてね
(ん?でもこの言葉って、
今にして思えば、こちらがさも不細工で
写真を見せるのを拒否しているんだろうって
響き、ない?)
私の前に数名の女性とやり取りを
していたツヨシは
相手にLINEの交換を申し出た途端に
相手からフェードアウトされていただけに
私があっさりとLINEのIDを教えると
「何てノリのいい女なんだ!」
って歓喜したみたいね
LINEを交換してから一気に
私たちの親密度は増したって感じね
深夜から夜更け近くまでの
ノンストップのライントークで
盛り上がったりもしたわ
でもね!!
少し不思議だったのは、
いつまで経っても具体的に
「この日に会おうよ!」って提案が
ツヨシから出て来なかったことね
フツーは、ここぞとばかりに
メンズからいそいそと
「この日に会えない?」とか、
「○○日はどう?」って
提案して来ない?
しかも最初の時に一度私から
積極的に「会いたい」って言ったら
たちまちに業者女性と誤解して
警戒されてしまった経緯があっただけに
こちらからはどんなに会いたくても
誘いづらかったわ
当時はツヨシ以外に、
サイトでの出会いは大したことなかったし
否、むしろ嫌な出会いばかりが
続いたりしていたから
「このツヨシだけは手放すまい!」
っていう思いも強かったわね
何てたって、私のモロ好みの顔を
したメンズでもあったから
「何が何でもこのツヨシとメイクラブにまで
こぎつけてやるって!」って思ってもいたし
私もいつも以上に慎重に振舞ったのよ
ツヨシは一言で言って、
「私となかなか会おうとしない男!!」
これに尽きたわね
ツヨシはダイエットと健康のために
毎朝自転車で通勤していたのよ
仕事を終えた夕方以降で会いたいね
って話は何度も出るのだけど
それ以上何か具体的な話へは発展しないの
私も車に乗らないし、
2人とも車なしのパターンって
まさに初めてだったから、
私もどーしたものかと
途方に暮れてしまってね
ツヨシと私の職場は
自転車で15分ぐらいの
ご近所同士だったのだけど
2人とも職場が繁華街近くの割には
カフェとかほとんどなかったし
あったとしても、
地方都市の唯一の繁華街だから
知人友人、同僚とかもウロウロしている
可能性はあったわけだし
ツヨシはそれならとカラオケボックスとか
個室のある居酒屋とか挙げてみても
それ以上具体的に自分で何か動くと言う気配もなく
本当に途方に暮れてしまったわ
そういうグダグダした状態
が2週間ぐらい続いた時
私は上司である夫ともに、
たまたまツヨシの職場の近くで
外回りの仕事をする機会があって
それを事前にツヨシに知らせてあったの
ちょうどお昼休みの時間帯だったし
持参した愛妻弁当を食べ終えると
ツヨシはやはりダイエットと健康のために
「職場の外をいつもウォーキングしてる」
って言っていたから
「ついでに足を伸ばして
私と少しだけど落ち合わない?」って
業を煮やした私から提案したのよ
あら、もうこんな時間
今日のレクチャーはここまでよ
この続きは、また明日ね
しっかりと学んで、
素敵な愛人さんになってね♡
間違っても、トオルみたいな
ポンコツ愛人になってしまってはダメよ
それでは、またね〜
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