ゆーや、おつかれさん
さ、今夜も、愛人帝王学の
レクチャー始めるわよ
昨夜は第1愛人でメンズAの教祖様の話だったわね
今夜は第2愛人でメンズBのヒロシの話をするわよ
嫉妬深くて口の悪い、トオルは、
ヒロシのことを先輩愛人であるにもかかわらず、
ずっと「フツーの人」って呼んでるけど、
…ま、ある意味一理あるかも知れないわね
教祖様に比べて、個性が今一つ弱いというか
だけど、ヒロシの記事を上げると、
必ずたくさんの女性読者のいいねを獲得するし、
トオルと違って、無駄口を叩かない、
渋めのいい男なのよ
困った時には、それこそ私の元へと直ちに
馳せ参じて、助けてくれるしね
私との約束も必ず守ってくれるしね
何とも文句の付け所のないメンズよ!
…でも、最近、トオルの毒でさすがの私も
焼きが回って来たのか、
そんな人畜無害のヒロシがちょっぴり
物足りなくなってきたこの頃…というか
まー、贅沢な悩みよね~あはは
今の発言は忘れてね
あー、唯一、ヒロシが私のこのブログを読むことを
拒否している愛人で良かったわ
こんな好き勝手なこと、ヒロシが読んでるって
思ったら、なかなか言えないじゃない?
…また、すっかり脱線してしまったわね、
このヒロシが他の愛人らと大きく違う点は、
唯一彼が、私の「生活圏」の愛人であるということね
基本的に、Kidechan’s men のメンズは
私の生活圏外のメンズで構成されるから
ヒロシだけは例外的存在となるわね
彼は私の職場の取引先の建設会社の社長さんね
私と同い年で、ヒロシと最初に出会ったのは、
確か私が今の職場で勤め出して間もない10年前のことよ
過去記事で何度も書いたからここで改めて詳しくは書かないけど
お互い初めて会った時に、一目惚れしてしまったのよね
え、自分はともかく、ヒロシが私に一目惚れしたのは
どーやって分かったの?ですって?
うふふ、そんなことは簡単よ、男って言うのはね、
好ましい女を見たときに、無意識にもっと見ようとして、
目を見開くものなのよ
…でもね、その当時は既に、昭和枯れすすきの現・夫と
不倫関係にあったの
ちなみに、昭和枯れすすきの夫は、
私の職場の直属の上司ね
…実は、この後に夫となる枯れすすきのことは、
私が今の職場に入社して7日目で口説いちゃったのよね
今、考えて見れば、若気の至りだけでは済まされない、
いえ、当時は36歳だったから、
若気の至りとも言えないわね
ちょっと社会人的にどーかしてたって、
今更ながらに青ざめたりするけど、
うふふ、でも枯れすすきだって
私のことを一方的に責められやしないのよ
だって、私の入社面談をしたその夜に
夫は私に一目惚れしたことを認めて
彼は私のことを考えて自慰をして、
おまけに私の夢まで見て
久々に夢精らしきものをしたと、
ずっと後になってだけど教えてくれたのだから
夫の容姿は私の好みとは実に正反対で、
最初に出会った頃、むしろ生理的に嫌なタイプだとさえ
思っていたぐらいだったのに、
それが気が付いたら、出逢って1週間後には夫を口説いてた
どーしてかしら?
何かピンと来るものを感じたからとしか言いようがないわ
ひょっとしたら、夫の私への想念を知らずに
キャッチしてたからなのかも知れないわね
ほら、私って特にメンズの想念には敏感じゃない?
EDがコンプレックスで女性経験の極めて少ない彼が
職場の入社して間もない部下の既婚女性を
まさか口説くだなんて
一生考えられなかったことでしょうしね
ひょっとしたら、私が自らそんな彼の夢を
叶えてあげてしまったのかしら?
ヒロシと初めて出会った頃には、
夫との不倫関係はたぶん1年ぐらい迎えていたわ
でも、ほら、夫ってばEDでしょ、
私は慢性的に女としての不満でくすぶっていた
前の夫もEDで既に気持ちは冷めてしまっていたし
だから肉体労働で鍛え上げられた健康的な彼の肉体と
日に焼けた彼の男らしい顔立ちに欲情したって無理はないわ
え、それなら、どーしてそのときに、
昭和枯れすすきの夫さんからさっさと
ヒロシ兄さんに乗り換えなかったの?ですって?
…そーねぇ、その時にはもー、枯れすすきとは
すっかり抜き差しならぬ関係で
がんじがらめになってしまっていたからよ
その頃には、私も家にほとんど寄り付かず
半同棲みたいな感じで枯れすすきの
家でいついてしまっていたし、
たまに自宅に帰宅すれば、
当然と言えば当然だけど、
前夫に私の行動を責め立てられてばかりだったし
EDだったけど、
男としてのプライドの高かった前夫は
私の妻らしからぬ行動を責めても
私が他の男へと走っている事実だけは
決して認めようとはしなかったわね
…でもね、たまに帰宅して
冷蔵庫を開けてみると
夫は過食に走っていて、
見たことのない高級食材が
所狭しと詰め込まれていたわね
それを見たときは、さすがに胸が痛かったわ
それでも私は自分の態度を改めようとは
思わなかったけどね
…ちなみに、昭和枯れすすきの夫も
最近は何だか過食に走りがちなのよ
やたら自分の好きな食材を買い込んでくるの
…気のせいだったら、いいのだけどね
とにかく、私はその当時は
前の夫と離婚寸前だったし
自分の経済的基盤を死守するためにも
不倫相手で自分の上司でもある枯れすすきから
さすがに簡単にヒロシに
乗り換えるわけにはいかなかったの
しかも、私と犬猿の仲である、
ヒロシの妻が他事務所でパートで働いていたしね
そんな彼女と竿姉妹になるのは嫌だとも思ったのよ
私と夫は不倫関係の5年目を迎えた時に、
夫のガン再発が見つかり、
闘病生活のことも考えて入籍して
今年で6年目になるのだけど、
実は未だに職場の誰にも入籍したことを公表していないの
幸い、職場の総務を担当しているのが私一人だけだったから
別に公表するメリットは何もなかったわけだし
むしろ、別事務所への配置換えという
デメリットばかりが大きくてね
でも、さすがに私たち二人から立ち込める、
どうにも隠しようのない、
親密な雰囲気ってあるじゃない
周囲だって馬鹿じゃないのだから、
その雰囲気を敏感に察するわよね
あ、それに私、空気を読まない女だから、
取り立てて隠そうともしないしね
だから、未だに周囲は私と夫のことを
不倫カップルだと思い込んでるみたいね
随分前に入籍している事実も知らずにね
実際に、ヒロシがそうだと教えてくれたしね
ま、それも愉快でいいのじゃないって思っているけどね
…あら、第2愛人のヒロシのことを話すつもりが、
私ったらまたいつものように、
すっかり脱線してしまって、
いつしか昭和枯れすすきの夫
のことばかり話してしまったわ
ま、いいでしょ、夫のことをこれまでに
詳しく話したことはなかったし
きっと、こんな機会って最初で最後よ
そーね、明日のレクチャーでは、本題に戻って
ヒロシのことをもっと話すわね
しっかりと学んで、
素敵な愛人さんになってね♡
間違っても、トオルみたいな
ポンコツ愛人になってしまってはダメよ
それでは、またね~
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