おつかれさん
毎週木曜は英会話の
オンラインレッスンがあるのだけど
この後すぐにヒロシとの逢瀬が待ってると思ったら
何だかずっと上の空だったわ
ヒロシは時間どおりにランクルでやって来たの
今回は、いつも乗っている、
もっと小型の車を修理に出していると言って
ほら、トオルといつも待ち合わせしてる、
いえ、トオルに限らず、
全てのメンズとの待ち合わせ場所の
私の自宅すぐ近所のスーパーの駐車場ね
たまの休日には1人で、ボートを湖までけん引して
ぼーっと釣りを楽しむと言う、
彼のランクルはそれ用にカスタマイズされていて
タイヤなんて完全オフロード仕様で
物凄く大きくて高さがあるものだから
タイトスカートとハイヒールパンプスの私
乗りかねていたら
ひょいと私を抱えて乗せてくれたの
さすが、日頃の肉体労働で
鍛えているだけあるわね
トオルは私の家から
車で1時間ばかり西の地域
ヒロシは同じく
車で30分ぐらい南の地域に住んでいて
2人ともナビに頼りきりで
やって来るものだから
もう何回通っていても、
未だに道順を覚えていやしないわねw
おまけに、カスタマイズでいかつい、
特徴的なヒロシのランクルを
うちの夫はしっかりと覚えているから
夫に見られぬよう、
ドキドキしながら走らせたものよ
夫は私よりもはるかに永く、
ヒロシのことを知っていて
ヒロシがまだ20代の青年のときから
面識あるって言っていたし
その頃から、ずっとこのランクルに
乗っているって言うのだから
さすがの夫も覚えてしまうわね
ヒロシと逢瀬した、その夜は先に
オンラインレッスンがあったから
レッスンで邪魔にならぬよう
夫を、唯一の趣味である、
パチンコに行かせてたのよ、
敢えて健康のため、歩きでね
負けてしまって、予定よりも
かなり早めにパチンコ店を出るだなんて
そんなこと、まさかないわよね?
なんて、少しハラハラしながらね
うちの自宅のマンションは、
職場からハイヒールの徒歩で7分
夫のいるパチンコ店は
とぼとぼ歩く夫の徒歩で
職場から15分
そして、毎回お世話になっている
ホテル街は、そのパチンコ店と
同じ方角にあったの
だから、どうしてもパチンコ店の前を
ヒロシのランクルで通過する必要があって
通過するときは、助手席での私の姿が
万が一見えぬよう、
思わず身をかがめてしまったりしたわねw
そうやって少しハラハラしながら、
私たちは、やっと、
ホテル街に着いたわけだけど
何せ車高をカスタマイズでかなり上げた
ランクルだったものだから
ガレージ形式のホテルの駐車場には
停められなくて、そうではない、
駐車場がオープンなホテルに行ったのだけど
そもそも、そんなタイプのホテルは数限られていて
そんでもって、ホテルの部屋に入って、気付いちゃった
あ、ここ、トオルのお気に入りのホテルだって
尤も、こんな話を聞いてしまったら、
そこはほら、ヤキモチ妬きのトオルのことだから
2度ともう、そのホテルへは近寄らないとは思うけど😅
(いや、その前に、トオルはそもそも、
このホテルのことを覚えているのかしら?w
何だかんだ言ったって、ホテルの選択は、
私任せだしねw)
ヒロシも、今では各ホテルの特徴を熟知している感じの私に
苦笑していたけどね
お前、すげーな、もはや主だなってw
鷹揚でいて、実は物凄く空気を読んでるヒロシなのね
先日の会議で私が何も気にせず、
ヒロシの隣に座ったのよ
そーしたら、いつでもヒロシは逢うと
無防備で無鉄砲過ぎる私を案じて注意するのよ
「この間、お前がオレの隣に座ったものだから
お前の旦那さん、またもやちょっと憮然とした感じで
オレのことを見ていたような気がする」
「そう?ふーん、別にいいのじゃない?」
「絶対、お前の旦那さんは
オレらのことを勘づいていると思う」
「ふーん、別にいいのじゃない?」
「お前、すげーな自由だなw」
「そう?私だって、夫は、私が誰か男と
夜な夜な逢瀬していることぐらいは
とうに気付いていると思うよ
特に決定的な場面を目撃されない限りは
別にいいのじゃない?
実際、夫と一緒になったばかりの頃、頻繁に
『いつかお前が俺を捨てて、
立ち去るような気がしてる』
って言われたものだし
だからこそ、夫は私のプライバシーに
侵入しない方が
身のためだと知ってるから
一切、何も見ない、
聞かない、言わない、のよ
夫はがん闘病中だし、
他にも指定難病とか患って
とにかく病の総合商社
みたいな人だから
最期まで責任を持って
面倒を見るつもりよ
でもね、夫は夫、私は私だわ
私はいつでも
私のしたいことをしたいの
誰にも遠慮することなく
だから、空気を読むつもりもないし、
第一、空気なんて読めないわ」
「お前、相変わらず、すげーなw」
ヒロシは常に口調とテンションが落ち着いていて
私がどんなに突飛なことを言おうとも
ずっと鷹揚な態度は崩さず
むしろ、面白がって聞いてくれるわね
そんなヒロシと一緒にいると
ヒロシが父親なら、
私は無邪気な息子にでも
なったような感じがするのよ、いつでも
トオルとは
トオルが息子なら、
私はトオルの母親にでも
なったような感じがするのだけどねw
何か面白いわね、愛人ごとに、
こうして私の感覚が変わるのも(笑)
それだけ、我が愛しの、愛人四天王は、もとい、
愛人三人衆は、個性的ということね
あら、もうこんな時間
早く寝ないと、お肌に響いてしまうわ
この話の続きは、また明日ね
あ、それはそうと、
トオルは私といつ逢瀬出来るの?
え、愛人三人衆では座りが悪いな、ですって?
あら、分かってくれる?w
そーなのよ、私もそう思ってて
今、まさに魅力的な新しい愛人を
引き寄せている最中なのよ
旦那を捨ててもいいぐらい
そんな魅力的な愛人に
是非とも出逢わせてください、ってね
あらん、心配しないでw
夫は捨てても
トオルのことは捨てたりしないから
それにいいじゃないの、トオルはいつでも
先輩愛人たちから末っ子扱いだったけど
もう一人愛人が増えれば、後輩愛人が出来て
これでトオルも先輩面できるというわけだし
それでは、返事を待ってるわ、またね
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