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(再)妻からのメール~その6~

「おはようございます

 

今回の件を私が知ったのは、

 

私が友人との旅行当日に夫の様子が

 

おかしかった為、帰宅してから携帯を見たことが始まりです。

 

独身だと偽っていたことは知りませんでした。

 

申し訳ないです。

 

お写真を全てお送りします。

 

主人の携帯からは全て削除されていましたので

 

私の携帯からも削除いたします。

 

自宅と職場の場所はカマをかけるために

 

伝えたので実際は知りません。

 

主人もあなたのことを付けたりして

 

あなたの自宅や職場を調べたわけではありません。

 

申し訳ないです。

 

今回の件でこれ以上私が知っている情報は

 

何もありません。

 

平日のお忙しい時間にご連絡ありがとうございました。

 

失礼致します」

 

この返信の他になつみは、

 

キデとカジモトとのサイトでの待ち合わせのやり取り

 

それから事前交換した私の写真を添付してきた

 

そして更に言葉を添えてあった

 

「これが手元にある写真の全てです。

 

全て削除致しますのでご安心ください。」

 

正直なところ、どんなに言葉を尽くされても

 

ハメ撮り疑惑の懸念は拭いきれない

 

しかし、今もこうして東京という、

 

離れた場所にいる以上、

 

キデも為す術がもうこれ以上ない

 

弁護士に相談するのにもタイミングが遅すぎる

 

キデはどこかでこれ以上の法的責任の追及は

 

無理だと諦めながらも

 

このなつみという女性に

 

奇妙な連帯感でますます引きつけられていく

 

自分を感じていた

 

きっとそれは、このなつみも同じではなかろうか

 

キデは彼女のメールの文面からそれを

 

敏感に嗅ぎ取っていた

 

もちろん、彼女はキデとカジモトが

 

妖しく絡み合う妄想に日夜苦しめられている

 

筈ではあるが

 

だから、キデとなつみはこうして

 

いつまでもスパッと関係を断ち切ることも出来ずに

 

ダラダラ、ズルズルと奇妙なメールのやり取りを

 

出会い系サイトにて続けているのだ、今日もまた

 

もう、今ではまるで、一種のメル友ね

 

そうつぶやきながら、キデはなつみへの返事を打ち始めた

 

to be continued…

 

 

 

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