先の記事で、あたしは口さがない女友達から
「アクアリウムの住人」と揶揄され
自宅マンションを基軸とした実にコンパクトな円の中で
自分の日常生活と非日常の欲望とが背中合わせで共存してると書いたけど
なるほど、それは地元ではほぼ引きこもりに近い、
出不精のあたしにとってはまさに合理的な世界!
だけど!!
一見、その完璧に思われた、あたしのアクアリウムだけど、
1つだけ、大ーきな、そ、落とし穴があったのよ!
それは!!
このアクアリウムの世界じゃ、
1軒たりとも、避妊具を売っている店がないということ!!
なーんたる、致命的な落とし穴!!
だから、例えば、今夜の舐め犬クンみたいに、
突然あたしから招集がかかって、
職場から待ち合わせ場所へと直行して来たメンズは
道中で自分にとって適当なゴムを得られずに
取り合えず駆け付ける羽目になってしまう
恐らくそーいう背景もあってか、あたしに挿入をせがまれたとき、
舐め犬クンにしては珍しく、ホテル備え付けのコンドームに手を伸ばしたの
あたしはついさっきまでの、彼の愛撫の余韻に酔いしれながらも
ゴムを着ける彼の様子は敢えて見ずに、祈るよーな気持ちでいたわ
それと言うのも、これまでの彼だったら、まさにこの装着するタイミングで
中折れ、あるいはED地獄に陥ってしまい、あたしはひたすら彼の施す
クンニだけで満足しなくてはならなかったからよ
ま、それこそが、彼が舐め犬クンと呼ばれる
所以(ゆえん)だったわけだけど
ところが!!
信じられないことに、今回彼は無事にゴムを装着し終えると、
再びあたしのMの前に対峙して、それからあたしの脚を開いて折り曲げたの
彼は確かな硬さのある、自分のPの先端をあたしのMに当てると
そのまま一気にあたしの中へと差し込もうとしたから
あたしは慌ててそこで自分の手を添えて、再びぴーったりと閉じてあった
自分の小陰唇のひだを左右に開いてやったわけ
舐め犬クン、いきなり挿入ではダメでしょ、
まずは自分のPの先端であたしのMの割れ目に沿って
何度か上下に撫でながら、小陰唇のつぼみが開くのを待たないと
そーやって、これから挿入させて頂くことを、M神様に挨拶しないとね
さもないと、上手く挿入出来やしないわよ、よーく肝に銘じておくのね
そーんなあたしの補助を受けて、舐め犬クンは、グッとあたしの中へと
その勢いを失うことなく入って来たの
あれ…?!
あーん、ちょっとヤダ、全然期待なーんかしていなかったけど、
ちょっとー、この入ってくる感じ、なかなか悪くないじゃない?
いいえ、むしろ、気持ち良過ぎて、
あたしったらぶるぶると武者震いなーんてしちゃってる
ええ、それは、きっとこれから直に訪れる、
ステキなアクメを予感してのことね…
挿入された感触からして、
恐らく、舐め犬クンの勃起時のPの直径は
せいぜい3.5㎝ぐらいってとこかしら…?
あたしの膣のサイズからして、やや物足りなさの残るサイズ…
おぉ、それなのに!!
たちまちにあたしのMは彼のサイズに合わせて微調整すると、
ピタリと彼のPに沿って膣壁が包み込むのを感じていたわ
よし、ハマった、うーん、悪くないわ…
ええ、ひょっとしたら、巨根を誇る黒人セフレ、
アレックスのPよりもあたし的にははるかにいいかも…
だって、アレックスのPが挿入される直前
あたしのMは今度も裂けて出血するのかしらって、
未だに毎回一瞬恐怖に襲われてはついつい身構えてしまうもの!
おぉ、だからこそ、このフィット感こそが、
教祖様やみやび性愛大師が仰ってた
「自分のMに適切なサイズのPを選べ」
と言うことなのかしら?
舐め犬クンは、あたしとのこれで3度目か4度目かの逢瀬で
初めてやーっと挿入出来たものだから、最初は彼も勝手が分からずに、
やみくもに前後に激しいピストン運動をしていたものの
そのうちに、彼もあたしの絡みつく膣壁を感じ取れるよーになったのか
あたしの上でしきりにこー呻いていたわ
「あぁ…凄い…凄い…!」
そーして、その感触を楽しむかのよーに、彼は動き方を変えたの
そーよ、それなの!!
舐め犬クンは今度は、緩やかだけど力強い動きで、
あたしのより奥を目指すかのよーに、ずんずんと突き始めたの
ええ、そーよ、その、子宮にノックでもしているかのよーな突き方が好きよ
おっと!!
そー言えば忘れていたけど、今のあたしは
まだ開腹手術の傷口が完全には癒えてなかったわ
だから!!
今回はいつもみたいに、相手のPの動きを制止して
腹圧をかけて膣を締め締めにするのはダメよ!
そ、今回は相手の動きに合わせるの!
ええ、それに、この舐め犬クンの動き、なかなか悪くないわ…
その瞬間!!
あたしのM神様からの、相手殿方への最大の賛辞であり、
いわゆる下世話に言われているところの、
「はめ潮」がシャーシャーとシャワーのよーに起こったのよ
そ、あたしは我ながら失禁でもしてしまったのかと思われるぐらいに
突如、大量の愛液が溢れて、あたしの膣内が大洪水を起こしてしまっていたわけ
それをさすがに舐め犬クンも感じたのか、またもや喘ぎながらこー言ったわ
「おぉ…凄い…凄い…!!」
あたしはもー少し、この快楽を貪っていよーと
人知れずガマンしていたものだったけど
うふふ、土台、それは無理な試み、抵抗だったわね
アクメの波が、彼と結合してるMの根元から大波として昇ってくると
容赦なくあたしを襲って飲み込んでしまったの
「あぁーん、イクー、イクー、あたしイッてしまうわぁー!!」
それなのに!!
あたしはこーして、相手殿方へのエチケットとして、
ちゃーんとあたしがイッたことをお知らせしてあげたにもかかわらず、
舐め犬クンってば、あたしのそのサインだって無視して
自分の快楽を追求することに没頭してしまっているものだから
そーやって、あたしの流れを完全に無視した彼の動きが
急速にあたしのアクメをも冷ましてしまい
それが彼にも無意識に伝わったのか、あたしの中で
彼のPも急激にしゅーっとしぼんでいくのを感じずにはいられなかったわ
それなのに!!
それでも尚、執拗に彼が腰を振り続けるのは、
惰性なのか、もはや執念なのか
あたしにはてーんで見当もつかなったわね、ま、どちらでも良かったけど
おまけに、舐め犬クンはそのイヌ科属性で、
油断すれば挿入中だろーと何だろーとお構いなしに
あたしの首筋や肩をカジカジと甘噛みしてくる!
さすがに、首筋は跡が残るのを恐れて、何度か振り払ったものの、
後で見たら、右肩にしーっかりとキスマークが出来てしまってた!
んもー、舐め犬クン!これは、深刻なルール違反ですぞ!
そんでもって、あたしは耐えかねて、彼にこー言ったのよ
「…ね、舐め犬クン、一旦ここで休憩しない…?」
「…そーだね…」
心なしか彼はほっとしたかよのよーに、
そー返事するとあたしから自分のPを引き抜いたの
でもね!!
そーは言っても、まさに2か月ぶりとなる、
先ほどのアクメはあたしにとっては
それだけに思いのほか強烈だったみたいで
うふふ、いつものあたしらしくなく、
不覚にもこー思ってしまったぐらいよ、笑
「んもー、これで大満足、もーここでお開きにしてもいいかな♪」
ま、そーは言っても、舐め犬クンはまだ射精さえもしていないし、
それはそれ、これはこれで、あたしゃまだ、
彼のお家芸でもあり、彼の真骨頂でもある、
舐め犬クンが舐め犬クンたるところの、
クンニを今宵はまだ堪能していないのですぞ!
まだまだ、やーっぱり、このままじゃ帰れないわね!笑
無口な舐め犬クンのことだから、あたしたちの間に
インターバルとしてピロートークを挟むことはなし!
だから、あたしは彼にこー言ったのよ
「舐め犬クン、ね、ここで一旦お風呂に入りましょ」
彼も2つ返事して、
遅ればせながらあたしたちはやっとここで、バスルームへと向かったわけ…
to be continued…
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