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舐め犬クン~その2~

舐め犬クンとは出会い系サイトWで知り合ったの

 

彼からメールを貰ったのよ

 

「はじめまして 逢瀬できる人を探しています

 

もしお時間等が合えば一緒に楽しんでもらえたらと思います

 

よろしくお願いします」

 

でもね、最初はスルーしていたの

 

だって、そーでしょ、あたしは散々このサイトで

 

「あたしに興味を持ってメールを下さる方は

 

自分のセックスアピールを明記の上、よろしくお願いします!」

 

って、日記やつぶやきででも訴えて来たわけだから

 

あたしを落としたければ、

 

まずは事前にそこんとこ、最低限把握しておくべきでしょって

 

こーんな、当たり障りのないメールなら年代関係なく

 

結構頂くわけだから、いちいち返事を書いているヒマもないのよ

 

だから、あたしは折角自分が書いたメールに返事が貰えるよーに

 

親切心からそのポイントを教えてあげているのに

 

それを無視してこのあたしにメールを寄越すだなんて

 

本当にあたしとやり取りをしたい気持ちがあるのかしらんってね

 

だけど!!

 

この舐め犬クンってば、そんなあたしの想いなーんてどこ吹く風みたいで

 

翌日もメールを送って来たのよ

 

「日記拝見しました

 

とても興味が湧いてきて会ってみたい気持ちでいっぱいになり

 

キデさんに愛撫やクンニ、あんなことやこんな考えただけで興奮しています

 

今日も朝から勃起したまま仕事を終え、いつ出てもおかしくありません

 

セックスで楽しめ合えばいいなと思ってて、はやる気持ちでいっぱいです

 

キデさんの感じる姿を想像しながらイキそう、

 

そんな感じです、逢える日を楽しみにしています!」

 

あら…と思ったわね

 

まず、あたしに既読スルーされてもめげずに

 

間髪置かずに2通目のメールを寄越して来たこと

 

そ、既読スルーにもかかわらず、2通もメールを頂くと、

 

さすがのあたしも気の毒になっちゃって

 

相手はどーんなメンズであろーとも

 

礼儀としてお断りのメールを差し上げるのね

 

それから、あたしの日記を読んだと書いてくれてあったこと

 

ほら、あたしってば、ファンを自称するメンズには弱いでしょ…笑

 

おまけに彼ってば、あたしのストライクゾーンの36歳のメンズでもあったし♡

 

それに、日記を読んで彼なりに研究したのか

 

前回に比べて、かなりあたし好みの文面に寄せて来た感じだったしね

 

だから、あたしも彼に初めて返事を書いたのよ

 

「初めまして、たびたびのメールありがとうございます 

 

日記を拝読したと言われると弱く、

 

ついつい返事を差し上げてしまいました 

 

どの日記を読まれたのですか?更新順に読まれたのでしょうか? 

 

時々、日記に興味持ちました、

 

ファンですとか言って下さるメンズがいますが 

 

なかなか会うまでに至りません 

 

それは、日記でのあたしのイメージを膨らませ過ぎて、

 

実際のあたしとやり取りをしていくうちに、

 

現実のあたしに幻滅されたりするからでしょうか笑 

 

実際のあたしは、セックスに対してこだわりの強い女ですよ 

 

『巨根さん、いらっしゃ~い!』はもう読まれましたか?

 

 あたしの日記から興味を持って、見事あたしのセフレになったのは、

 

このタツノスケ師範だけでしたね 

 

読めば、どーして彼だけがあたしと会うことが出来たのか分かるかと思います 

 

それでも、あたしと会いたいという気持ちを

 

ずっと持ち続けてくだされば、嬉しいですね(^_-)-☆ 」

 

舐め犬クンから返事を貰ったのは、その日の仕事を終えたらしー、夕方頃だったわ

 

「お返事ありがとうございます。 

 

まだ、日記を詳しくは見ていないのですが、

 

キデさんのいうセックスに対してのこだわり必要不可欠だと自負しています

 

なぜならば、好奇心いや探求心がなければ

 

セックスに成長がありえないと考えているからです 

 

僕自身相手の方が感じている姿、僕が感じている姿を一緒に共有して

 

セックスというお互いの快楽を追求する姿勢です 

 

僕も、相手の方に3回ほどはイカせることはできます

 

女性の方でも1度イッてしまうと何度もイクことが出来ない人もいますし、

 

続けてしてもらえない方もいます

 

キデさんを美化しているのではなく

 

貪欲にセックスを楽しむその一点にお願いしている次第です

 

もし、僕とセックスして下さるのなら

 

メリットしかありえないと思ってくれて結構ですので、

 

是非とも気持ちいいセックスライフを一緒に過ごしてください!」

 

ふーん、本音はもっとメイクラブでの具体的な様子を知りたかったけど

 

ま、あたしに対する熱意、まだ見ぬあたしとのメイクラブに対する意気込みだけは

 

しーっかりと伝わって来たから、

 

いいわ、今のところ、まだ辛うじての及第点だけど、

 

そーね、セフレトライアルをしてみてあげてもいいかもね

 

だけど!!

 

こちらが希望する時間帯などの条件でそもそも逢瀬出来るメンズなのか

 

それだけはちゃーんと事前に確認しておかないと!

 

そこで、あたしはこちらが希望する条件をやり取りをする前に挙げたのよ

 

「1、独身であること(ちょーど1年前の今頃、妻バレがあって、面倒臭かった)

 

2、平日夜18時半に待ち合わせ出来て、22時ぐらいに解散出来ること」

 

2つ返事で快諾したから、あたしは

 

「早速明日の夕方にセフレトライアルをしましょ」

 

って彼に返事を出したの

 

すると、当然彼ってば歓喜した様子でこーんな返事を寄越して来たわ

 

「お返事ありがとうございます!

 

 僕まだ独身で結婚願望は薄れていく一方です

 

逢ってもらえるんですか!? 嬉しいです!

 

明日でしたら18時半は大丈夫です、よろしくお願いします」

 

…でもね!!

 

折悪しく、翌日から2週間ばかり、珍しく風邪をこじらせて寝込んでしまい

 

折角のそのセフレトライアルも泣く泣くキャンセルせざるを得なかったの!

 

性欲だけはしーっかりと残っているのに、

 

いかんせん、メイクラブをするだけの体力がない!!

 

だから、あたしはこの後2週間、自分の体調と相談しながら

 

彼に何度かトライアルの候補日を挙げてみるものの

 

うーん、気持ちばかりが逸(はや)って体が全然追い付いていかない!

 

って感じで、何度も取りやめって言うことを繰り返してしまったわ

 

きっと、あたしのことを、期待だけさせる胡散臭い女だと思ったことでしょーに

 

それでも、あたしとセフレトライアルを出来ることを辛抱強く待ってくれていた

 

舐め犬クンの、そ、忠犬ハチ公みたいな律儀な性格に

 

こちらもすーっかりほだされてしまって

 

実際にセフレトライアルを実施出来たのは、

 

初めに約束してから実に3週間過ぎていたわね…

 

to be continued…

 

 

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