これは単なる文化の違いだと思うけど、
外国人メンズは直ぐに自宅へ来いって言うよねー
別に行ってもいいけど、でも、あたしが逢瀬の際、
重視する水回りへの関心度って、
彼らはとーっても低いことが自ずと窺われるので、
あたしは特にこんな寒い冬にはお断りするわけ
それに、外国人と日本人とでは、衛生観念についても、
言わずもがな、大きな隔たりがあると信じて疑わないし
アレックスからも一度は自宅へ来いと誘われたけど
それを断った済まなさから、彼にはあたしからも、
あたしがいつも利用するホテル街界隈で一番安価だと思われる、
ホテルKを案内したの
だけど、そこよりももっと安いホテルを見つけたと言って、
アレックスに連れられたホテルは、
あー、ハイハイ、その隣にある、ホテルFね!
なぜかあたしのセフレメンズは一度はここへあたしを連れて来たがるのよw
うふふ、それってば、なぜなの?
ひょっとしたら、あんたたち、あたしの知らないところで、
秘密結社でもこしらえて、情報交換でもしているのじゃないのでしょーね?w
でも、ま、あたし自身やあたしのこのブログを回覧板にして、
セフレメンズ同士が顔合わせこそしないものの、
互いの存在、動向を把握しているのだから
それも、ある種の秘密結社、紳士同盟みたいなものよねw
さて、冗談はさておき、このホテルFってば、
トイレが個室になっていないし、暖房の効きが今一つだし、
脱衣所の衣類かごにはなぜかいつも誰かの陰毛が残っているし
あたし的にはそんなに好きじゃないホテルなのだけど、
セフレトライアルの初回で相手がこのホテルを指定してきた場合は
こちらも敢えて何も言わないことにしているのよ
ふーん、それなら、ホテルの選択で点数を人知れず下げた分、
じーっくりと、お手並み拝見と参りましょーってね、うふふ
さて、あたしとアレックスはホテルの部屋に入ったわけだけど
相手が日本人メンズなら、
さっさと自動止水でお風呂のお湯を張らせに行かせるのね
いかんせん、今回の相手はアレックス、
彼がどんなに日本贔屓の外国人であろーとも
あたしたち日本人並みに湯舟文化に明るいとも思えない
そこで、あたしは念のために訊いてみたのよ
「あたし、これからお風呂に入るけど、
アレックス、一緒に入る?」
「いや、入らない、家で済ませて来たから」
ですよね~!!
いえね、あたしだって、家で一応、済ませてはいるんですよ!
そんでもって、いつもなら、一旦入浴を済ませたら、逢瀬でホテルへ入るまで
トイレを行かぬよーにコントロールするのだけど、
…ただ、今回は、直前まで飲んでいた、シャンパンの利尿作用のせいで
ついつい堪(こら)えきれずに、1度だけトイレに行っちゃいましたけどね
だけど!!
「やっぱ、会って直ぐにいきなり何の前置きもなくやっちゃうのは
セフレトライアル主催者としても、こちとら、気まずいじゃないですかー
それで、日本人メンズの場合、往々にして本領発揮出来ぬどころか、
不本意な中折れ地獄に陥ってしまうことだってある!
だから、ここは敢えて無理してでも、入浴時間を設けて、
メイクラブへの前哨戦として、裸のお付き合いをしてみたいって言うのが
人情ってもんじゃないですかー?!」
…って、あたしは心の中でぼやいていたけど、
そもそもアレックスが人情って言葉を仮に知っていたとしても、
その概念をどこまで理解しているのか
はなはだ謎だったので、あたしは何も言わずにいたけどね
あたしはそのまますたすたと風呂場まで行くと、
これまたお決まりの、自動止水でお風呂のお湯を張り始めたの
そして、自動でお湯が止まるまでの間、ソファーに腰かけると
既にアレックスがつけてあった、TV画面を見るとはなしに見ていたのね
アレックスはそわそわとその場で立ったままで、体を上下に揺らしていたわね
そんなアレックスに見かねて、あたしも声をかけたのよ
「…隣に来て、座れば?」
「いいの?」
いいに決まってるじゃんよー!
って、言うか、この期に及んで、
そのシャイボーイみたいな態度ってば、一体、何なの?w
アレックスは二人掛けのソファーで、あたしの隣に座ると、
あたしの横顔をじっと見て、またもや「可愛い♡」って言ってくれたのよ
「あ、ありがと…」
あたしもあたしで、日頃あんなに
「やいやい、野郎どもはもっとベッド中で女を褒めやがれ!」って
一人で血気盛んに気炎を上げている割には、哀しーかな、
いざ自分が望んだ状況に遭遇すると、何せ慣れていないもんで、
「ありがとー」としか、毎回返せない、
そんな野暮な自分が情けなさ過ぎるぜー!!
しかーし!!
そんなシャイな日本人女性のリアクションなぞ、
アレックスには織り込み済みだったのか、全く臆することなく、
ここぞとばかりに彼は続けたわね、ふぅー
「キデはこんなに可愛いから、旦那さんもきっと毎日毎朝、
キデの姿を見ては、もちろん、洋服を着た姿だよ、
『僕はこんな天使みたいに可愛いキデと結婚出来て、
しかも毎朝こんなに可愛いキデの顔を見られるのだから
僕は幸せだなー♡』って言わないかい?
僕がキデの夫なら、確実に毎朝そー言うね!」
言わねーわ!!
「ぼかぁ、幸せだなー」なんて、加山雄三じゃあるまいし!
第一、旦那のヤツがあたしに毎朝言うのは、
「朝食の卵料理は、目玉焼きでいいですか?
ウィンナーは2本付けますか?」ぐらいだわ!
って、己の口説きのためなら、思いがけなくあたしの夫まで登場させる、
アレックスのそんな新種、珍種の文句に少なからず面喰いながらも、
あたしはこーやって精一杯、心の中でツッこんでいたわね
そんな調子で、渾身のアレックスの口説きにも乗って来ない
あたしに見かねて、さすがに彼も戦術を変えることにしたのか、
それとも、一通り口説きの文句を言って満足したのか
アレックスってば、今度はあたしの太ももを
スカートの上から遠慮がちに触って来たの
「Wow…! いいね、この手触り…このボリューム」
そー言うと、彼は今度はあたしの腰回りを撫でて来たの
その日、あたしは少しオーバーサイズのカシミアのニットと、
厚手のニットのプリーツスカートを履いていたのよ
フェミニンなデザインで素敵ではあるのだけど、何せ
その生地が厚手過ぎて、足さばきがキレイに映えないという理由で
日頃の逢瀬ではほとんど履かないスカートだったのだけど
今夜履いたわけは、その下に網タイツを仕込んでいたから、
それによる防寒対策も兼ねてのことだったわね
「あまり体のラインが出る服装ではないけど、
それでも、あたしの体つき、分かると言うの?」
「分かるよ、ちょうどいい、体つきをしていると思う
多分、多くの男たちが夢中になる体つきだね
…特に、この辺りが、ね
堪(たま)らない、ボリュームと言うか…」
そー言うと、アレックスは、あたしのスカートをめくり
網タイツにくるまれた、太もも辺りを軽く撫でたの
思いがけない、あたしの網タイツの太ももに「Wow!」って
小さな歓嬉の声を上げてね
うふふ、国籍違(たが)わず、
男ってば、この網タイツがお好きなのねぇ
「あら、分かる?
そーよ、確かに男性から『エロい体だね♡』って
良く言われるわ」
「そうだろう?大体、日本人女性は華奢過ぎるんだ
正直、男性からしてみれば、ちょっと物足りないかな…」
「そーね、それはアレックスのよーな、外国人男性のみならず、
日本人男性からもよく聞かされる話だわ」
そんなことを話ながらも、
アレックスは常にあたしのどこかを撫でてる
彼の手が、あたしのカシミアニットに触れて、
いつしか最初の恥じらいを失った彼が、
今度は何度でも遠慮なく、あたしの背中を撫で始めた時には
着道楽のあたしは思わず、こー言っていたわね
「セーターの上から撫でるのは止めてちょーだい!
毛玉が出来てしまうわ、そんなにあたしのことを撫でたいのなら
いいわ、今から、あたしが洋服を脱ぐから、それで触ってちょーだい」
そー言うと、あたしはその場でガバッとセーターを脱いだの
褐色の彼の手や、体で触れられた時、映えるかも知れないと、
そんな他愛ない思いつきだけで、
今夜のあたしは白のランジェリーでまとめていたわね
白のレーシーなキャミソール、ブラ、それから、
ショーツは…今夜は様子見のレギュラーショーツで
本来なら、ここでショーツはレギュラーじゃなくて、
ソング(Tバック)を仕込めば、間違いなく日本人メンズは喜んで
日本人メンズには、敢えてのはみマンも、はみ毛もエロく卑猥に見えて
それはそれで媚薬となってくれるのだけど、
いかんせん、Pubic hair のケアー先進国の欧米出身のアレックスのこと、
” Whoa! Ugly!!(何て醜いんだ!)” って言われかねないわって、
あたしも今夜は敢えて奇をてらわず、王道スタイルでまとめたというわけよ
ん?それでふと、今、気になったのだけど、アレックスってば、
ちんちろ毛、生えていたかしら…ん?
覚えてないわね、だって…うふふ、それ以外がインパクトあり過ぎてね…
そ、みんなだって、早く聞きたいのは、そこのとこでしょ?w
それは、もー少し後でのお楽しみね、うふふ
それじゃ、今回はこの辺で、またね~
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