中イキを経てあたしが少し落ち着いた頃、
まだ果ててないタツノスケ師範は自分のPを引き抜いたの
そんでもって、こー言ったのよ
「さ、キデさん、今からちょっと色んな体位試してみていい?」
あたしはまだ中イキの余韻を引きずっていて、ぐったりとしていたわ
今にして思えば、彼はあたしが中イキの後で、
あたしのMや体が柔らかくほぐれるのを
ずっと待ってからの提案だったのでしょーね
タツノスケ師範ってば、返事を待たずしてあたしの体を起こすと
彼は次々とあたしに実に色んな体位を試して来たのよ
その種類と順番については次のとーりね
〇:好む、△:今後の開発次第で好みそう、X:ナシ
(※タツノスケ師範評価による)
正常位(〇)→ 騎乗位(〇)→ 対面座位(〇)
立ちバック(△)→ 寝バック(△)→ バック(△)
松葉崩し(X) → つばめ返し(X) → 側位(X)
ロールスロイス体位(X)
タツノスケ師範曰く
「『主導権』奪われたのはキデさんが初めてだけど
それ以外では俺が常に主導権握ってリードするから
特に初めての相手の場合は、彼女の好みを知るために
問答無用で抜かずにそのままクルクルと次から次へ、
色んな体位を試してみるよ
フェイク喘ぎなんかすぐに俺は見破るからね、
その途端にさっと次の体位へ移るわけさ
だけど、キデさんの場合は、初めからバックはイヤ、
騎乗位が好きとハッキリしていたから、
特にバック関連の体位を試す場合は、
こちらもいちいち抜いてからゆっくりと入れ直して試してみたよ
キデさんは、入れてこちらが動かないでいるという条件なら
バック関連では反応がそー悪くなかったと思う
今後の開発次第では新たに好きな体位になるかも」
確かに、バック関連の体位については、挿入されるだけなら
痛くもないし、ヘンに刺激されて尿意を催すこともなかったから
タツノスケ師範による開発次第では反応は好転するかも知れない
ちなみに、この時にタツノスケ師範ってば、
ちゃっかりあたしとの寝バックをお気に召して、
それ以降、自分がイキたいときにはこの寝バックを好んですることになるのよ
その他、Xの評価の付いた体位については、
全て急激で猛烈な尿意を漏れなく催し
トイレに駆け込むと、実際に大量の尿も出て
「もー絶対あり得ない!!」って感じだったわね
一体、これってどーいうメカニズムなの?誰か教えてー!
このメカニズムすら解明されれば、
あたしの体位開発にとっても朗報となるかも知れない
ちなみに、体位に関するタツノスケ師範の見解では、
彼の実感として騎乗位よりもバックを好む女性の方が多い感じがするとのこと
なぜなら、騎乗位をさせられても、
自分の腰をどー動かせば気持ち良くなるのか、分からない女性が多くて、
その体位自体がしんどいという声もあったりするって
確かに、あたしの女友達も騎乗位はしんどくて苦手だと言っていたっけ
その点、バックは必ずしも気持ち良さが伴うとは限らないが
四つん這いになって待っていたら、
勝手に相手の男が果ててくれるので楽なんだとか
うーん、何て後ろ向きな理由なの!
え、バックなだけに後ろ向き?何じゃそりゃー!?
あたしたちはそんな感じで、
もはや前戯の愛撫すら面倒くさくて待ちきれずに
挿入ばかりを繰り返してはあたしは中イキを貪る、
あたしが2回連続してイクのを待って、
タツノスケ師範が初めて果てるって感じだったわ
うふふ、彼はそのサイクルを死守するために
あたしがイク前に自分が果てそーになると
慌てて自分のおかんの顔を思い出しては
どーにかしのいだって言っていたわ
そーそ、これは違うメンズの時の話だったけど
彼があたしよりも先にイキそーになったから
「ひと月前に亡くなったばかりの
ばーちゃんの顔を思い出して耐えた」って言っていたっけ
尤も、あたしが騎乗位で彼のPを締めながら、
彼にキスしたらそんな殊勝な努力も虚しく、
あたしよりはるか前に昇天しちゃったけどね
うふふ、メンズ諸君って、人知れず、
そんなご苦労までされているのねw
大抵のメンズは、自分が果てた後、
途端に相手の女性を構うことが面倒臭くなって
そ、それを世間では「賢者タイム」とかのたまって
手のひらを返したかのよーに無関心に冷たくなったりするけど
このタツノスケ師範に至っては、自分が果てた後も
相手の女性とイチャイチャするのが好きなタイプで
あたしにくっついてきては、喜んで腕枕してくれたわね
バッグハグ好きのあたしは、腕枕されながら彼に背を向けていたら
「ね、こっち向いてよ♡」って寂しがって甘えてきたりなんかして
そんな感じで、あたしたちはお互い果てた後もくっつき合って
おしゃべりしたりまどろんだりしているうちに
精力絶倫のタツノスケ師範が性欲復活する、
そんでもって、勃起したPをあたしのお尻辺りにスリスリする
それがサインと言わんばかりに、
連鎖反応的にあたしの性欲も見事復活を遂げる
そのサイクル、基本的に大体30分ごとぐらい?
時々、疲れ果ててまどろみ、
1時間弱ぐらい間が空くこともあったけどね
タツノスケ師範と知り合うまでは、
こんなにも後ろ髪を引かれて去り難くさせるメンズっていなくって
どんなに惚れてた愛人だろーとも、
定時になればあたしはドライに踵(きびす)帰して
自分で課してる門限の21時頃には帰宅していたのに
その21時をとうに過ぎていても
あたしは裸のままタツノスケ師範の隣で横たわって
セックスを…いいえ、挿入ばかりを貪っていたわけ
タツノスケ師範もあたしも2人して
訝しがりながら呟き合っていたわ
「…どーしてかな、何度しても何度それで果てても
果てる先からまた欲しくなってしたくなって
とにかくずーっとキデを抱きたくなってくる
してもしてもキリがない、ずっと飢えてる
こんなにしてもとにかく飽きないんだ…」
「えぇ、ホントに
あたしもこんなにイケるとは思わなかったわ」
あたしたちは18時から21時過ぎた逢瀬の間に、
すでにそれぞれ2回ずつ果てていたの
そして、あたしは自分で自分の首を絞めてしまうよーな
そんなおバカなことを性懲りもなく
またもややらかしてしまうのだけど
それは騎乗位でタツノスケ師範の上にまたがり
3回目の中イキを得るために臨んでいたときだったわ…
to be continued…
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