前回、あたしがセフレトライアルでは必ず顔面騎乗をして
相手のメンズの男性としてのポテンシャルを査定すると話したけど
もちろん、それもあるけど、何よりもあたしが
単に顔面騎乗が好きなだけというところが大きいわね
うふふ、趣味と実益を兼ねるってヤツ?
衰えることを知らないアナル坊やの精力的な舌使いに
きっとあたしのことだから、うふふ、
狂喜乱舞で大声を上げていたことだろーと思うわ♡
あたしは正直、Mに指を入れられるのは余り好きじゃない
でも、その代わりに舌を挿し込まれるのは大好物だったりするのよ
「あふーん、…ねぇ、Mの穴にも舌を入れて…♡」
って、きっとおねだりもしていた筈よ
何てたって、その顔面騎乗の超絶快感ぶりに
こちらも頭が真っ白になっちゃって
一部記憶が飛んでしまっているところもあったりするわけだから
あたしは、中折れなどの余程のやんごとなき事情がない限りは
メンズにFなるものを一切致さない、まさに鉄壁の女ですからね
薄暗い部屋の中で喘ぎまくりながらも、
ちらりと薄目でアナル坊やのPを確認しては
全然へこたれそーにない、
相変わらず元気にそそり立つ姿にほくそ笑んだわけよ
そんでもって、「あら、巨根系だったのね」
ってちゃっかりと値踏みもしながら
だけど!!
くどいよーだけど、あたしはこの時点でもまだ大事な事実を
見落としてしまっていたのよ!
うふふ、勿体ぶって、まだまだここでは触れないけどねw
メイクラブの醍醐味はメンズのPの素材そのものの味を
下のお口でしみじみと噛み締めながら味わう、
中イキこそにあると信じて疑わないあたしは
それを阻害する外イキを大変嫌っていて
このままではあたしのそんな確固たる意志とは裏腹に
恥ずかしーぐらいに呆気なく果ててしまいそーだと踏んだあたしは
「…ねぇ、このままではイッてしまいそー
…ねぇ、もー入れてくれる?」
って、アナル坊やにおねだりしたわけよ
「いいよ♪」ってアナル坊やは快諾すると、
ホテル備え付けのコンドームを眼鏡外して見えない目で
手探りでゴソゴソと探し出したの
やがて見つけ出すと、彼は相変わらず近視で見えにくい裸眼のままで
ゴムの袋を破り、もぞもぞと装着し始めたわ
「…えっと、どっちが表だ?
あれぇ、ちょっと食い込んで痛いなぁ…」
…ほらね、言わんこっちゃない
あたしはさっきまでの顔面騎乗の快感に酔いしれながらも
アナル坊やのそんな独り言を聞きながら
どこか冷ややかに思ったりしてたわ
大体、この国のメンズ、そ、日本男児は
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」っていう諺でも言い表しているよーに
一にも二にも「謙虚さ」を美徳とする文化背景のせーか
自分のPの客観的かつ適切な大きさを把握せず、
とかく「小物」だと控え目に認識しがちなのよ
だからあたしの目ではしっかりと巨根系だと判定しても
本人は必ずしもそーとは自覚しておらず、小さいサイズを買って
それが勃起したPにぐいぐい食い込み悶絶して自滅寸前だったメンズとか
そんな実にトホホな連中をこちらは何人も見て来たわけで
メンズから時々、「どーしてゴムは持参しなきゃならないのですか?」
って質問を受けるけど、それは、
ホテルのゴムは時々穴を開けられたりのイタズラもあったりするから
それを避けたい、でも、それよりも、結局のところ、
Pの数だけコンドームに対するこだわりも
各々お持ちのよーだから、あたしは気を利かして
老婆心から先回りして言ってあげてるだけなのよ
近視の裸眼では埒が明かないのか、
サイドテーブルに外して置いてあった眼鏡を掛けて
今度こそはっきりと見える目でゴムと格闘し始めた
そんなアナル坊やを尻目に
あたしは人知れずやれやれと肩をすくめていたわけで
「せっかくのぬれぬれのあたしのMが乾ききって干からびる前に
どーぞ、早く決めてちょーだいよ」ってね…
to be continued…
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