マッキーの車に何の躊躇もなく乗り込むと
あたしたちは特にあてもなく市内をぶらぶらとドライブしたの
…イヤ、そのままホテルへと向かったのかな…?
ナンパで知り合った男女が品行方正、
行儀正しくドライブだけで終えるわけないよねー笑
何せ30年以上も前のことだったし、
マッキーとのセックスは特にこれと言って何の特徴、特色もなかったし
可もなく不可もなしって感じだったしね
だから、なーんにも覚えていやしないのよ
そもそも、マッキーとセックスをしていた時は
あたしはオナニーではしーっかりと中イキまで感じられていたと言うのに
それがセックスに至ってはまーったく何も感じられなかった
暗黒の不感症時代だったところが大きいと思うわ
一応、男のPで破爪(はか)らしきものを経験したのが、
わずかその数か月前だったこともあってね
尤も、あたし自身はその前にオナニーで自らの処女膜を
破ってしまって出血を見たと思っているけどね
百戦錬磨の今となっては自分自身でもにわかに考えられないけど、
それはそーと、その当時、
セックスで外イキさえも全然感じられなかったのよ!
それというのも、これはブログでも一度書いたことがあったけど
30年前、そ、平成初期辺りのメンズってば、
ほっとんどクンニなるものをしなかったんだからねー!
だから、当然御多分に漏れずにマッキーも
全然クンニなるものをしてこなかったし
特にあたしもFなるものを求められなかったよーな気がするけど
それゆえに、あたしが中イキはおろか、
外イキさえも感じられなかったのも
ある意味、当然と言っちゃーま、当然だったわね
そーそ、このマッキーとはこの後も数回逢瀬や
プラトニックデートを重ねることになるのよ
確か、この当時、マッキーって32歳ぐらいで
大阪大学出身で会計事務所に勤めているって言っていて
そーそ、2週間後には26歳の彼女と結婚式を控えてるって言っていたっけ
今にして思えば、1人勝手に密やかに
「バチェラー・パーティ(挙式前夜に新郎が最後の独身を謳歌するもの)」
なるものを楽しんでいたのかもね
彼女とは交際期間が永かったみたいで、既に飽いてる感じで
あれこれといろーんなところでつまみ食いをしていたみたいだしね
一方、あたしはと言えば、一応、「華の女子高生」で
これは過去連載記事「セフレのジミー」でも少し書いたことだったけど
国公立大学進学コースから早々に脱落していたあたしは
この頃既にクラスから爪弾き者であったし
当時からあたしの言動がエキセントリックだとか何とかで
忌み嫌われて、友達も彼氏も全然いやしない状態だったし
そ、暇つぶしにテレクラやナンパに応じては行きずりの男たちと
その場限りの関係を繰り返すという感じだったわね
だから!!
マッキーがホテルへ直行せずに県外の遊園地だとか喫茶店だとか
デートめいたことをしてくれたことは新鮮でそれだけに印象深かったわ
うふふ…ウブだったでしょ?
あたしだって、こーんな時代もあったりしたのよ
そ、生まれ落ちた瞬間から何も現在のよーな、
性欲モンスターじゃなかったんだからね、笑
そ、それなりに経て来た道のりはあるのです、笑
だけど!!
今の、男女間の酸いも甘いも嚙み分けて来た、
オバハンの視点からするとこのマッキーって男は、
自分の快楽しか考えていない、さもしー男だったわね
だって、そーでしょ、このマッキーとのセックスにおいてだけど
あたしが感じよーが感じまいがどーでも興味ない感じだったし
自分の都合、欲求だけであたしにサッサと触れて終わりって感じね
その間、余りに瞬息だったものだから、
仰向けのままであたしがポカンとした表情でいると
「…何、感じていないの…?」
って、実に怪訝そーな表情で訊いて来たりしたものよ
あら、そーんな拙い愛撫ででも、優しー相手女性さんたちは
フェイクの喘ぎででも応じてくれていたのかしらん?笑
って、今なら皮肉ることも出来るのだけど
いかんせん、その当時にはあたしもまだまだウブだったものでね
だから、あたしはこー誤魔化すしか出来なかったの
「…あたし、セックスではイキにくいタイプだから…」
あー、なーんか、全面的にあたしに非がある感じじゃんね!!
今だったなら、キレたあたしが手取り足取り
スパルタ指導をその場でしたと思うけどね
ま、いーわ、そのタラレバ話は
そんでもって、マッキーのヤツ、さらに何をとち狂ったのか
こーんなことをぼそりとつぶやくと、突然トリッキーなことをし始めたの!
「…ちょっと、ヘンだと思うかも知れないけど、1つ試してみたいことがあるんだ…」
あたしはどーんなヘンなことをされるのかしらと、一瞬身構えたものだったけど
彼はゴソゴソと自分のカバンからグミの袋を取り出すとそれを開封して
未使用のコンドームの中に詰め始めたのよ
それも、結構な量をね!笑
…でも、結構なグミを詰めて尚且つ自分のPまでもそこへ収めてしまうのだから
ヤツのPってば大したことなかった、きっといわゆる粗ちんだった筈ね、
何度も言うけど、もはや覚えていやしないけど、笑
そんでもって、その奇妙奇天烈な状態でコンドームを装着した途端
マッキーってば、歓喜の悲鳴を上げて、まだあたしの中にも挿入していやしないのに
そのままよろよろと膝から崩れ落ちたの
「…う、これはなかなかたまらん刺激だね…入れる前に瞬殺されてしまいそーだ…」
そこで正気に返ったマッキーは、その奇妙奇天烈な装着物を外して
改めて新たなコンドームを装着するとあたしの中に入って来たと思うわ
しかーし!!
今にして思えば、ホーント、そーんな奇妙奇天烈な装備されたままで
挿入されずに良かったと思うわ
だって、そーでしょ、そーんな状態で万が一挿入でもされてみてごらんなさいな
たちまちにゴムが破裂して、あたしのMの中でグミが飛散して
やがてそれがあたしの体温で溶けてぐちゃぐちゃに広がる…
そーなると、妖しい添加物と糖とでたちまちに雑菌の温床になることでしょーし
あたしの膣フローラだって破壊されてしまって、
もー滅茶苦茶な惨事になってしまっていたわ!
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