メンズB:ヒロシ、47才
💕Kidechan’s men💕で唯一、
例外でキデのポリシーから反して、キデと生活圏が同じ愛人👄
キデの職場関連のメンズ
初めて出逢ったとき、
互いに一目惚れをし合った❤️
お互いの目がそれぞれ見開かれるのを感じた
それから、実に10年もの間、互いに片思いしてきた
自他ともに認める、インテリ好きのキデは
言葉を2,3言交わしてから
ようやく恋に落ちるので
まだ子供だった頃の、他愛ない一目惚れを
除いては、一目でメンズに恋に落ちるということは滅多にない
まさに、奇跡のメンズ✨
今では建設会社をいくつも経営する彼は、
通信高校を中退し、そのまま建設業の世界へ
入ったという、まさに叩き上げのメンズで
今では現場に出る必要などないのだが、
現場が相変わらず大好きということで、出ている
昨今の、筋トレブームで鍛え上げられた、
まるで風船のような、見掛け倒しの
筋肉隆々とした男たちと全然違って、
肉体労働に裏付けられたヒロシの肉体には
キデのみならず、他の女たちもやられてしまうみたいで
彼は時代遅れのスポーツ刈りして
オシャレでもなく、むしろダサいのだが、
やたら女にモテる
キデが彼にまだ片思いをしていた頃、
彼はキデをいつでも惑わせるメンズということで
「悩ましの君」と名付けて
教祖様にいろいろ話していたのだが
あるとき、否、ようやくにして
キデの中で何かが弾けた✨
「もういいでしょ、うじうじとこのまま
お互いに付かず離れずで悩ましくいるのは
今度こそ、確信を持って彼を誘惑するのよ
だって、互いに他の異性から
口説かれないわけじゃない
それなのに大の大人の男女がこうも飽きずに
10年間も同じ相手に片思いし続けるわけがない
彼と私の間には、きっと何かがあるわ✨」
それを聞いた教祖様は静かに言った
「そうですね、誘惑後に、二人の関係性がこれまでと大きく変わるでしょうね」
そう言われた当初は、一体何の意味だったか
キデには分からなかったのだが、
今ではそれがよく分かる
キデが何か一言言葉を発すると、
その後に続く言葉をヒロシが代弁してくれるという、まるでテレパシーのような
不思議な感覚にいつも襲われる
ヒロシにだって、実は既に見えていたくせに
私といつかこうなる予感
だけど、鷹揚で、少し話すと、人の悩みが
見えてしまうという彼は、
キデがまだそのときに達していないと
ずっと待ってくれていたのかもしれない
確かに、何度か私達は急接近しても
そのたびに何かしらの邪魔が入ったりしたが
まさに、それは機がまだ熟していないという、
サインだったのだろう
やがて、その機が訪れたとき
それは新宿の小さなシャンパンバーだったのだが
キデはその日、妙に急かされていた
私達が東京という、生活圏外にいる間に
彼を誘惑しなければ、次の機会はない
何か大きな力に急かされるかのように
「ヒロシ、今夜、私と寝るの?
寝ないの?どっち?」
甘くて思わせぶりな会話もそっちのけで
酔って声の大きくなったキデに
店内中の客が固唾を飲んで、
ヒロシの答えを待った
挙句の果てには、バーテンのお兄さんまで
お盆片手に、のけぞってまで
振り返って私達を見守る始末(笑)
後日、ヒロシは
「あのとき、オレは詰められていると
思ったわー💦」
今でも、時々、ヒロシからイジられる、
二人のプロローグw
私達は生活圏内の、
「非日常の愛人たち」なので
敢えて逢瀬の頻度を少なくして、
発覚の危険回避
そのため、あまり話題にのぼることはない、
Kidechan’s men では一番地味なメンズ
でも、私が心を揺れたりして、
ヒロシを必要としたときは
すぐに駆けつけてくれる、そんな存在❤️
そんなヒロシの口癖は、
「キデ、これまで歩んできた、
お前の歴史について知りたい
さぁ、まずは幼少期から聞かせてくれ」
そうね、それは、今度、お泊り逢瀬を
したときにでも、おいおい話しましょ❤️
それはそうと、トオルはいつ、私と
逢瀬してくれるの?
次は、トオルの番よ(笑)
あんまりつれなくしたら、
悪く書いてやるからね(笑)
返事待ってるわ、またね❤️
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