おつかれさん
そうそう、昨夜の話の続きね
ユーキを先に浴室から出して
私も少しもどかしい気持ちで体を洗うと
彼を追いかけるようにしてベッドへ向かったわ
既にユーキは薄暗くしてベッドの中で待っていたの
そこへ滑り込むようにして入ると
彼は待ち構えていたかのように
またもや私にキスをしてきたわ
それから私の首筋、おっぱいへと
少しせわしなく降りて来てキスをした
…って、ここまでは良かったのよ
ここまではね！！
彼はまだ濡れ始めの私の膣に指をぐっと入れると
おぉ、何てこと！！
よりによって、私には最大の禁忌とされる
高速手まん
を始めちゃったのよ
まじか！！！
あー、どーしましょって
私はさっきまでの快楽なんてそっちのけで
一刻も早く、彼がこの拷問のような
高速手まんを終えてくれることを
祈るばかりだったわ
出会いが出会いだったから、
私もすっかり油断してしまっていたわ
これがいつもみたいにサイトでの出会いだったなら
事前に「要望10か条」をさっさと伝えて
高速手まんなんて、最初から回避していたのよ
ユーキが海千山千でそれなりの経験を積んできた
30代のメンズなら、私もいつもの感じで
高速手まんを止めさせたと思うのだけど
何せ、相手はまだあどけなさの残る
20代の繊細な青年でしょ
どーやって、最大限、彼の男としてのプライドを
傷つけることなくこちらの要望を伝えるべきか
ずーっと考え続けたわね
でも、彼の場合はこれしか
愛撫のパターンがないって感じで
高速手まんに加えて時々、
クリトリスにキスをするぐらいしか
全くバリエーションがないのよ！！
いかなる愛撫にも、もれなく高速手まんは付いて来るわけ
高速手まん ＋ おっぱい吸い
高速手まん ＋ クリトリス吸い
高速手まん ＋ キス
高速手まん ＋ etc…
ってな具合で、
マクドナルドのバリューセットの
フライドポテトかっ！って一人突っ込みたくなったわ
困ったー、どーしよ？！
「…ね、ねぇ、私のGスポット、探してみない？」
苦肉の策でそーいってみるものの、
ほら、覚えてる？
ダビデ像も真っ青の、
脂肪のなさだったじゃない、彼は
彼のすらっとした、
余分な脂肪もない長い指は
男らしくて素敵だわ
って見ていた時は思ったけど
もーね、膣の中にあるときは
忌まわしい小枝にしか思えなかったわね
彼は私の指示に従って、
すぐにGスポットを見つけたのはいいのだけど
そのGスポットを愛撫するのでさえ
彼の小枝のような指では
とにかく痛くて痛くて
「…ね、ねぇ、もっと優しくして」
「え、優しくしてるよ」
そうこうしているうちに、ユーキはFをねだってきたのよ
「ね、舐めて」って
日頃は、69以外の、単独のFなんて面倒くさくて
余程、相手のメンズにこちらの思い入れがない限りは
可能な限り回避するのだけど、
今回に限っては、
んもー、是非奉仕させていただきます
って、渡りに船ってまさにこのことねって
喜んでユーキのPにパクついたわよ
あら、もうこんな時間
早く寝ないと、お肌に響いてしまうわ
この続きは、また明日ね
あ、それはそうと、
トオルはいつ私と逢瀬出来るの？
え、高速手まんはオレはしたことないよな、ですって？
そーね、トオルをはじめとした
昭和メンズは余りしないわね
それは昭和メンズの美徳の１つだと思っているわ
Kide’s dataによると、
得てして、AVがもっと身近になった平成メンズに多いわね
しかも、高速手まんとセットで潮吹きをさせようとして
最近はそれで、ロクにトイレも行かせてくれない、
そんな不届き者メンズが増えて、
困っているのよ！
あのねー、潮吹きって、とどのつまりは
放尿ってことですからねー！！
そんなことしてごらんなさい、
後で清掃するホテルスタッフに
多大な迷惑を掛けてしまうのよ！！
ホント、こちらも迷惑！
膀胱炎にもなりかねないわ！！
一体、どこのどいつなの、高速手まんという、
あんなAVの演出を最初に思いついたヤツ
私たち女性は大変迷惑しております、って
一言物申したいわ、是非とも！！
いい、メンズ諸君！！
女性への愛撫は
スローであればあるほど
いいのよ！
それが基本だと心得なさい！！
……。
あれ、どーしたの、ポカーンと私を見たりなんかして？
いや、キデも平成メンズとのメイクラブで
人知れず苦労しているんだなって思ってさ、ですって？
そーねぇ、ま、どんなことにでも多少の苦労はつきものでしょ
私はこんなことでへこたれやしないけどねｗ
とにかく、トオルは昭和メンズとして
何か古き良き昭和を思い出させるような、
そんなノスタルジックで素敵な返事をちょーだい
待ってるわ、またね
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