おつかれさん
そうそう、昨夜の話の続きね
ヒロシは、いつになく、
ちょっとがっついた感じで
私を求めて来たわね
クンニをしてくれたけど
自分の欲望に少し焦っていたのか
いつもとやっぱりちょっと違う
いつもはハワイアンセックスを
連想させるような
スローでこちらの反応を見て
お互いに、いちいち言葉で確かめ合って
それでその先をどうするか決めていく
徹底して私に寄り添ってくれる
そんな愛撫だったのにね
前回の私との逢瀬からこの間
ヒロシには素敵な出会いがなかったのかしら
それで少し余裕がないのかな
って、思わず考えてしまったぐらいよ
でも、せっかく私にクンニをしてくれているのだから
こちらも彼のそんな努力が無駄にならぬよう
控えめながらにも微調整を申し出たけどねw
そのあと、我慢できなくなって、私が彼を求めたら
ヒロシは私が騎乗位が好きなことを熟知しているから
私を上に乗せると
そうね、まるで私が、駆ける馬に
またいで乗っているかのように
下側の彼の体は激しく小刻みに上下に揺れたわ
「もうダメだ、これ以上我慢できない」
って、やがてヒロシはそういうと
静かに果ててしまった
私もそんなヒロシの後を直ぐに追って果てたの
だって、ヒロシのPはかなり太めで
それからふにゃふにゃ系だから
一度挿入してしまえば、
ぴったりと私の膣で密着して
彼のピストン運動の余韻も相まって
わざわざ私が改めて締めるまでもなく
快楽の波は押し寄せて来たというわけ
時間が足らないと言うのもあったかも知れないけど
これはこれでお互いに満足して
2回戦までは求めなかったわね
そのあと、ヒロシは横たわったまま
私をバックハグをすると
そのまま、自分の仕事の話をしてくれたの
私が、メンズのお仕事の話を聞くのが
好きだと知ってのことね
彼が今、手がけている、M&A案件の話や
買収先企業での、1代叩き上げ
名物会長との経営方針を巡っての
埋めがたい溝と対立の話…etc
それから、生活圏の愛人同士ならではの
2人の参加した会議での感想や意見とかも
交換し合ったわ
セフレとメイクラブをするときは
鬼軍曹とでも言わんばかりに
率直にかつ的確に愛撫の指示を出す私だけど
どうしてかしらね?
愛人たちの前ではたちまち弱腰になってしまう
ついつい遠慮がちになってしまうというか
そんな私に目ざとく気付いてヒロシは
こう言ったことがあるの
「お前は、いつもは強気で怖いもの知らずの
実に男前な女なのに
ベッドの中では途端に、はにかみ屋の
少女みたいになって
そのギャップが可愛いなw」
愛人とメイクラブをするときは、
こちらからは余り手を加えずに
彼等らしい愛撫をそのまま受け止めたい
もはやアクメなんてどうでも良くなって
何て言うのかな
お互いの想念というのか、もっと端的に言うと
気持ちの交流って感じ?
愛人の感じている気持ち、生き様、
それから私への想いなんかを
全部丸ごと受け止めて交流するような感じね
そして同時に同じようなものを
私からも発して、彼に吸収してもらう
そーすると、アクメとはまた違った
心が満たされて、ぽっと全身が温かくなるような
何とも言えない、充足感に包まれるのよ
そうそう、話は少し脱線してしまうけど、
トオル、覚えてる?
少し前の記事、「情が深すぎる男」で
トオルとメイクラブをするといつも
得体の知れぬ、寂しさに襲われてしまうって
書いたこと
それは私が、トオルと肌を重ね合うことで
トオルの誰にも見せない、
深層心理の世界に入って、
それを体験しちゃってのことで
別にそれが悪いとは全然言っていないの
あー、トオルはこんなことを
感じていたりするんだね
そっか、これがトオルの個性なんだね
ひょっとしたら、それは
幼い頃に思う存分、母親に甘えられなかった
そんな寂しさもあるのかな
だからこそ、当時はまだ私でさえ気付かなかった
私の母性愛に触れて思わず
トオルは涙してしまったのかなって
つまりはそういうことよ
愛人たちとのメイクラブは
アクメを超越した、
人生同士の交流って感じなの
だから、愛人の個性によってメイクラブは
違ってくるから
誰が一番いいだなんて甲乙つけられないのよ
それにそんなの、無意味だわ
ね、これでもう分かってくれたでしょ?
トオルほど喜怒哀楽が激しくない、
ヒロシとのメイクラブの後で感じる
ヒロシの精神世界は
まるで瞑想でもしているかのような
雑念のなさで
人の感じる、孤独や恐怖っていうものも
超越してしまっている感じね
あー、なるほど、ヒロシはこんな風に
いつも感じているから
あんなに、落ち着いて鷹揚でいられるのね
そして、物事に執着の薄い、ヒロシの想念は
わざわざ「ヒロシ落とし」をしなくても
うたかたのように自然にそのうち消え去ってしまう
私が思い入れのある愛人とメイクラブをすると
こうやって、彼らの精神世界を
覗き込むことが出来ちゃうのよ
まるで不思議の国のアリスにでも
なってしまったかのような感覚ね
肌を重ねるっていうのは
私たちが必死にせっせと築き上げた
外の世界での鎧や肩書などを
こうして一瞬にして取っ払い
素の自分をさらけ出してしまう
こんな絶大なパワーを恐れて
ひょっとしたら、太古から為政者は
私たちに巧みに後付けの
貞操観念や対幻想、婚姻制度等を刷り込ませて
もっと大らかで解放的だった
性の自由さを私たちから奪い
自分たちの望むように私たちを
支配してきたのかも知れないわね
それぐらい、性は彼らにとって
脅威でもあったということよ
うふふ、ふっと思った
もしも、私が、愛人1号の教祖様と
メイクラブをしたなら
彼は一体、私にどんな彼の精神世界を
見せてくれるのかなぁってw
うふふ、一度肌合わせを
願い出てみようかしらん?w
あら、もうこんな時間
早く寝ないと、お肌に響いてしまうわ
このお話は、これでひとまずおしまいよ
あ、それはそうと、
トオルはいつ私と逢瀬出来るの?
え、シャーマンのようなキデと
メイクラブをするのは、
今更ながらにちょっと怖いよ、ですって?
非情なまでに、過酷&不合理な
セフレトライアルに励む、性欲モンスターの
キデの方が、まだいいよ、ですって?
…どちらにしても、人をバケモノ扱いしてるわね
あのねー、思いがけない副産物の交換も
メイクラブの醍醐味とは、思えないかしら?
分かる人には分かる、性愛の深淵なる世界♪、ってやつよw
もう少し、大人の男になって、出直してらっしゃい!
頼もしい返事を待ってるわ、またね
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