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(再)愛人、クビにします!~その15~(第2愛人特集)

ゆーや、おつかれさんブルーハート

 

さ、今夜も、愛人帝王学

 

レクチャー始めるわよブルーハート

 

え、何、ゆーや質問があります!ですって?

 

積極的な姿勢はとてもいいことよ、

 

いつでもゆーや質問

 

核心を突いて来るから、ちょっとドキドキするけど、

 

一体どんな質問かしら?

 

トオル兄さん直接上パイセン愛人だけあって

 

ツヨシ兄さんは、トオル兄さん上回る

 

深刻ポンコツ愛人とお見受けしました

 

デリヘル嬢みたいな逢瀬提案をされ

 

それを断ったために、ツヨシ兄さんから

 

逆ギレLINEを貰った時点で、

 

「さっさと見切りをつけて、

 

心置きなく新しいメンズをなぜ

 

探そーとはしなかったのですか?」ですって?

 

そーねぇ、それはまさに

 

腐りかけのオレンジ理論」によるかしら上差し

 

ポカンとした顔をしなくても、

 

今からちゃーんと説明してあげるわよニヤリ

 

例えば、ここに腐りかけのオレンジがあったとするわよね上差し

 

普通ならそこで捨ててしまう人もいるかもしれないえー

 

だけど、あたしはどちらかと言うと、

 

みみっちい性格ですからね、

 

既に腐っている部分だけを切り落とすと

 

まだ食べられそーなところは取って置くのよニヤリ

 

だって、そーでしょ?

 

実物は大きく違ったけど、

 

それでもサイトのプロフ写真一番の好みのタイプ

 

まさにこのツヨシだったわけだしキラキラ

 

ま、実物もそこそこ私の好みだったわけだしチョキ

 

その後、サイトで物色しても

 

このツヨシを越えるメンズは

 

なかなか見つけられずにいたわガーンあせる

 

それにね、そもそもいるかどうか分かりやしない

 

たった1人Mr.パーフェクト存在を信じて

 

せっかく見つけたそれなり

 

好みのタイプのメンズを手放すのは

 

何だか勿体ないような気がしたのよガーンあせる

 

手放すのはいつでも出来たしねニヤリ

 

そーやって、ちょっとずつメンズの良い所取りをして

 

そーやって、ちょっとずつ自分の欲望を細分化して

 

複数の色んなメンズに私の欲望を叶えて貰おうと思いついたのよ上差し

 

そしてちょうどいいタイミングキラキラで現れたのが、

 

ヒロシ東京出張だったわけよ

 

ヒロシツヨシを差し置いて第2愛人と呼ばれるわけは

 

詳しくは、本編のその7で既に説明済みだから分かるわね?

 

そう、ヒロシとは男女の関係になるのに

 

10年かかっただけであって

 

知り合ったのも、男女の関係を持つようになったのも

 

ツヨシより早かったからよブルーハーツ

 

そして、私がヒロシ誘惑しようと思った動機

 

詳しくは、本編のその6で既に説明済みだから分かるわよね?

 

10年前に初めて会った時、

 

互いに一目惚れをしていたからよチューラブラブ

 

お酒が大好きなヒロシは、

 

あたしの職場での飲み会酔っ払ったりすると

 

あたしのことをからかいに来ることはあっても

 

素面の時の彼は、あたしのことを一瞬凝視したかと思えば、

 

後は決してあたしと目を合わさず、あたしの方を見ることもなく

 

まるではにかみ屋の多感な少年みたいで

 

実に私への想いが分かりやすかったわニヤリ

 

一方あたしは彼ほど露骨に態度には出さないものの、

 

一時あたしは彼のことを「悩ましの君」と呼んでいたぐらい

 

彼があたしの近くに来ただけで、

 

主にその彼の肉体労働鍛え上げられた体

 

ドギマギ怪しい気持ちにさせられたものだしチューラブラブ

 

そんな気持ちを払拭するためにも

 

彼に対して好き避けをしているような感じだったわねあせる

 

でももうこういう青臭い恋愛ごっこ終わりにして

 

あたしは何が何でもヒロシ誘惑して

 

メイクラブを遂げてやるって決めたのよキラキラ

 

そのためには、まず東京出張

 

ヒロシを駆り出さなくてはならなかった上差し

 

あたしは一旦相手を誘惑するとスイッチが入ったら、

 

そこから急に怖いもの知らずになるのニヤリ

 

迷いが一切なくなるというか、

 

まさにあの時の感覚ってば、私自身じゃなくなって、

 

何かに心身を乗っ取られて操られているような感じね

 

電話番号を知っていても

 

日頃はかけることをためらっていたヒロシ

 

あたしは迷うことなく電話をすると、

 

極めて落ち着いたビジネス口調

 

「あたしも要員として同行するから

 

彼にも東京出張へ行って欲しい」

 

ストレートにお願いしたの

 

するとヒロシ快諾してくれたわねニヤリ

 

そうやってヒロシへの根回しを済ませた後で

 

上司である夫出席していた会議にたしも参加して

 

平然と出張要員にはヒロシが適当である推薦したのよニヤリ

 

当時から、主にヒロシが私に好意を抱いているらしい

 

勘ぐっていた夫は、

 

あたしのことをじろりと見たような気もしたけど

 

全然気にもしなかったわねニヤリ

 

あたしは肉食どころか完全に狩人気質のところがあるのね上差し

 

獲物を誘惑して落とすまでの過程が一番興奮して楽しいのよ

 

落としてしまうと途端につまらなくなってしまうというかニヤリ

 

逆に男性から口説かれると引いてしまうタイプかなあせる

 

あんたなんかお呼びじゃないんだから、

 

あたしに近寄らないでってねガーン汗

 

あたしから追いかけて獲物を仕留めるのが一番好きなのよニヤリ

 

それから、ツヨシトオルと言った、

 

ダメンズばかりに執着してしまうのも

 

あたしが愛情をあげたくて仕方ないタイプだからでしょうね

 

私は愛情クレクレ星人ではなかったみたいだわ

 

閑話休題もやもや汗

 

そうやって外堀を埋めてヒロシ東京へ連れ出したの

 

自分の経営する会社の都合で彼は遅れて合流したわけだけど

 

この後繰り広げられる私の企みなど露ほどにも知らぬ彼は

 

相変わらず照れながらあたしと

 

付かず離れずの距離を取っていたわね

 

いいえ、彼は知っていたわねニヤリ

 

その当時から2年前にも

 

あたしは東京出張ヒロシを連れ出し

 

その当時から2年前は

 

関係者で会食がまだ許された時期だったから

 

それを済ませた後で

 

2人きりの2次会へとヒロシ

 

直接電話で誘い出したわけだしチョキ

 

その時にヒロシは自分に対する

 

あたしの気持ちを理解した筈よニヤリ

 

だけどその時はまだ

 

機は熟していなかったのでしょうねドクロ

 

彼にしては珍しく1次会の酒量だけで

 

したたかに酔っているような感じだったし

 

宿泊ホテルの直ぐ近くにあった

 

外資系の高級ホテルのバーキラキラ

 

こっそりと待ち合わせをしたのだけど

 

素面だったあたしに対して

 

酔っ払っていた彼大人の男ならバーでは

 

バーボンのロックキラキラだわって

 

あたしが面白がって勝手にオーダーしちゃったのねドクロ

 

今にして思えばこれが

 

悪ノリし過ぎだったと反省しているわあせる

 

ヒロシバーボンより

 

ウォッカが飲みたかったのにね

 

あたしはジンリッキーをちびちびと飲んでいたけど

 

ヒロシにとっても念願のあたしと

 

二人きりのシチュエーション

 

すっかり彼は舞い上がっていたのもあったし

 

彼も好きなウォッカでちびちびと

 

やりたかったのでしょうね上差し

 

ぐぃっとバーボンロック

 

あおるようにして飲み干すと

 

ウォッカロックをオーダーし直したの

 

日頃、酒豪で鳴らしている彼にしては珍しく

 

もちろん立て続けに強いお酒を早いペースで

 

飲んでしまったのが一番いけなかったのだけどあせる

 

蓄積した日々の仕事の疲れとか

 

彼にしては慣れない東京の地での出張とか

 

思いがけないあたしからの誘いとか

 

色んな要素がごちゃごちゃと一気に一度に

 

ヒロシ襲ったということもあって

 

彼はウォッカを飲み始めた頃には

 

かなりの酩酊状態だったわ

 

日頃はぼそぼそとそんなに大きくない声で

 

ゆっくりと噛みしめるかのように話す

 

ヒロシだったけど

 

すっかり出来上がっていた彼は、

 

やたら大声であたしに話しかけて来たわね

 

元々地声の大きい方であるあたしも

 

そんなヒロシに合わせるかのよーに

 

自然とさらに大きくなっていたみたい

 

だって静かに飲んでいた客が、あたしたちの方に一瞥すると

 

何だか次々と立ち去っていく、そんな感じがしていたものチューあせる

 

あー、あたしたちってまさに

 

下品極まりない客だったわね

 

今思い出してみても、

 

恥ずかしさで消え入りたくなるわチュー

 

でもまだこの後に大きなトラブルうんち

 

あたしたちを待ち受けていたのよガーンあせる

 

いつでも自分の欲望を果たそうと、

 

それに忠実に従った行動をするも、結果的にその都度、

 

空回りばかりしているあたしのことを

 

ゆーやはとても面白いと言うけれど、

 

まさにこのときもあたしの目論見とは大きくかけ離れて

 

トホホな大惨事ドクロ

 

招くことになってしまったのよ

 

おぉ、それについてはまた明日、お話しするわあせる

 

今日のレクチャーはここまでよウインク

 

しっかりと学んで、

素敵な愛人さんになってね♡

 

間違っても、トオルみたいな

 

ポンコツ愛人になってしまってはダメよえー

 

それでは、またね〜ブルーハート

 

 

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