おつかれさん![]()
そうそう、昨夜の話の続きね![]()
モンチッチとあたしはホテルへ入ったわけ
お互い無口になりがちだから
少し気まずかったわね![]()
あたしはベッドに、モンチッチはソファーにと
別々に所在なげに腰かけていたけど
ほら、あたしはこの後、夕方から
教祖様のオンラインレッスンを控えていたし
時間も限られていたから
仕方なく、あたしからモンチッチに近寄ったのよ
あたしから腕を絡めてボディタッチをすると
それで調子が出たのか
モンチッチは、こちらの要望通りに
うなじとか耳たぶとかキスし始めたのよ
だけど、ね!!
34歳のメンズの割には、
モンチッチは口臭が少しキツかったのよ!
うーん、口臭ばかりが気になって
せっかくの愛撫にも集中出来なかったわね
匂うお口でキスなんてもってのほか、
クンニさえもされたくないなぁって
ぐるぐる、色んなことをつい、
考えちゃってさぁ…![]()
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私は、口臭、体臭に厳しい、アメリカで愛用されてる
口臭予防のマウスウォッシュをいつも持参しているから
どう言って、どのタイミングで
このモンチッチに勧めようか
そのことばかりに気を取られていたわね![]()
ひょっとしたら、入浴時に気を利かせて
歯磨きしてくれるかなと淡い期待なんかしたりして
だって、平成メンズは、黙ってていても
みんな、歯磨きをしてくれたし
THE 昭和メンズの、トオルとヒロシでさえ
ちゃーんと歯を磨くわよ、ねぇ、トオル?
だけど!!
こーいうヤツに限って、
歯を全然磨こうとしない!!
はー、もー、仕方ないから、
実は外出前に済ませていたのだけど
あたしも、もう一度口に含みながら、
ホテルの備え付けのコップにマウスウォッシュを注いで
モンチッチに渡してやったわよ![]()
そーしたらさ、フーゾクみたいだな、ですって!
あんたのお口が臭いから、こんな要らぬ手間が
増えたのでしょ
って、
そこまで言うなら、銭取ってやろーか
って
セックスする前から、モンチッチに対して
軽く殺意を覚えてしまった瞬間ね![]()
しかも、そのあたしのさり気ない優しさが仇になったみたいで
モンチッチはあたしのことを
得体の知れぬ、商売女だと警戒して
あたしが洗面台へと消えるたびに
もしや変なクスリをもられやしまいかと
言わんばかりにいちいちあたしについてきて
あたしの行動をじっと観察してるのよ
あたしが男性には馴染み薄いアイテムを
コスメポーチから取り出すと
いちいち、それは何だ?と訊いてくるの
こちらも面倒くさいから
もー、あっちへ行って待っててよ
って言っても、それが何なのか
教えてくれるまで動かぬという、
ガチガチの警戒ぶり!!
なーんか、めんどくせー男だなって
内心舌打ちなんかしたりしていたとき
まだ服さえも脱いでいないモンチッチが
ちょっと声を潜めて言ったのよ
「…オレさ、全身に
入れ墨入れてるんだよね
それでも構わない?」
え?何て言った、今?
え?えーえ???
入れ墨ですってぇー!!
しかも、全身????
余りにの、予想外の展開だったから
海千山千のあたしもさすがに動揺して
今夜はいつものお決まりの、アレも
トオルに言い忘れちゃったわよ![]()
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この続きは、また明日!

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