PR

(再)バンビーノ、調教します!~その7~

ホテルの部屋に入ると、カイトってばさらに落ち着かなさそーに

 

そわそわ、もじもじとして、その場で所在なさげに立っていたわ

 

うふふ、一体どーいうことかしら?w

 

まさか、童貞でもあるまいし、それどころか割り切り婦人や

 

デリヘルとかのプロの女性を連れ込んで散々致したことだろーに

 

今更ながらにその照れと緊張って、一体何なの?

 

あたしは本来ならば、ここでメンズに

 

自動止水でお風呂のお湯を張らせるのだけど

 

今回の相手は最年少カイトのこと、

 

しかも女性とお風呂に入りたがっているぐらいだから

 

たぶんこれまでホテルではそそくさとシャワーを

 

1人で味気なく済ませて来ただけなのかも

 

それだけに、そんなにホテルのバスタブ周りを

 

触ったことがないのかも知れない

 

いいわ、それなら今回はあたしがキミに代わって、

 

お湯を張って来てあげるわ

 

そんな手馴れた感じで、さっとお湯を張り始めると、

 

あたしは部屋のソファーに腰かけたの

 

「ねぇ、こっち来て、ソファーに座らない?」

 

この界隈では料金が安めに設定されているおかげで

 

部屋に設置された見るからにビニール製の安いソファーは

 

ちょーど腰かける真ん中に大きな亀裂が走って

 

中身のスポンジが哀れげに見えていたわ

 

でも、それが一体何だって言うの?

 

直ぐにベッドでことを始める2人にはどーでもいいことよ

 

しずしずとカイトはソファーに近づくと、

 

ちょこんとあたしの隣に腰かけたの

 

あたしは近づいてきたカイトの顔をじーっと見ていたけど

 

カイトってば、視線は下向きかあらぬ方向を見ていて

 

決してあたしとは視線を合わそーとはしなかったわねw

 

あたしはそんなカイトが可愛くて、ついつい訊いてみたのよ

 

「これまでだって、何度か割り切りの人と

 

ホテルに来たことあると思うけど

 

そのたびごとに、こーしてガチガチに緊張してたの?」

 

「…いいえ、緊張はしていなかったです」

 

あたしは相変わらず目を合わさない、

 

カイトの横顔をじーっと見つめながら

 

スリスリと彼の左太ももを撫でていたわ

 

いよいよカイトってば、あたしの直ぐ隣で余程居心地悪いのか

 

彼はTVのリモコンを手に取ると、勝手にTVをつけたの

 

そりゃ、セフレトライアルでこーしてお湯が張られるまでの間、

 

老いも若きもメンズは一様に期待と緊張のひと時を迎えるものの

 

ここまであからさまに緊張して

 

あたしに一向に心を開く気配もないメンズもちょっと珍しい

 

もちろん、これまでにだって、

 

カイトと年齢が似たよーなメンズと何名か逢瀬したことだってあるのよ

 

だけど、彼らだってここまで酷くはなかったな…

 

もっとそれなりに世慣れていたわ

 

ホント、野生の小鹿のバンビを捕獲して連れて来たものの、

 

警戒心強くて全然懐かない感じだわ

 

カイト、キミってば、心身ともに本物のバンビみたい

 

「ねぇ、TVを見るためにホテルへわざわざ来たわけじゃないでしょ?

 

お願いだから、TVは消してくれないかな」

 

それからあたしは彼の左肩にちょこんと頭を載せてみたりしたの

 

それなのに、カイトってば、そんなあたしの努力空しく、無粋にも

 

「タバコ、吸ってもいいですか?」ですって!

 

んーもう!!

 

「…いいわよ」

 

本来なら、ダメなんだからね!

 

だって、あたし、気管支炎を患いやすいし、

 

第一、あの電子タバコの独特な匂いが苦手なのよ

 

だけど、カイト、キミがそれで少しでもリラックス出来ると言うのなら、

 

こちとら、黙って許してあげましょー

 

その後、いくつか他愛ない世間話をしてみても、

 

カイトってば態度を軟化させる気配も全然なくて

 

さすがのあたしも、この調子では、

 

はてさてセフレトライアルを合格どころか

 

その実施さえ危ぶまれるのではと、少し焦ったりしたわね

 

でも、そんなあたしの心中など一切おくびにも出さずに

 

あたしはにやにやと笑いながら、カイトに言ったの

 

「ねぇ、いい加減、タメ語で話さない?」

 

「いえ、まだそこまでは心を開いてはないので、ダメっす

 

それはもっと仲良くなってから…」

 

あ、そ

 

でも、ここで怯む、海千山千の女、キデ様じゃありませんよーw

 

「あ、そーだ、カイト、あたしの下着姿の写真、

 

欲しいって言っていたわよね

 

カイトのスマホでは撮らせてあげられないけど

 

まずはあたしのスマホで何枚か撮影して、

 

そんでもって、キミが今夜のトライアル無事合格したら

 

まずはそのうちの1枚を送信してあげることにするわ

 

だから、カイトが見たい、欲しいというアングルから

 

あたしの下着姿の写真撮ってくれる?

 

ただし!顔は絶対に撮らないでね」

 

あたしはそー言うと、カイトにあたしのスマホを渡した後で

 

わざとカイトに見せつけるかのよーに、

 

おもむろに洋服を1枚1枚と脱ぎ始めたの

 

その夜は、こーして下着姿にての撮影会を十分に意識していたから

 

フレアースカートの下には、

 

網タイツと水色のソング(Tバック)をわざわざ仕込んでね

 

どんなに緊張してあたしに頑なであろーとも、

 

そりゃあ、そこは哀しき男の性(さが)で、

 

じーっと見入っちゃうわよねーw

 

「…いつも、そんなTバックを履いているンすか?」

 

「えぇ、そーよ、だって、こーしてTバックを履いていると、

 

むき出しになったお尻がスカートやパンツの生地に触れて気持ちいいし

 

その分、常にお尻のことを意識するよーになるから、

 

ヒップアップ効果だってあるのよ」

 

カイトの希望で、あたしはキャミソールを取ると、

 

ブラとソング(Tバック)と網タイツのいで立ちで

 

撮影会に入ることになったの

 

主にカイトってば、あたしの下半身ばかりを中心に撮っていたけど

 

一応、念のため、顔が写り込んでしまっても大丈夫なよーに

 

顔は用心して手で覆ったけどね

 

カイトってば、何度も言うけど、

 

あたしにはちーっとも心開かないくせに

 

そのくせ、しーっかりとポージングに注文だけは出すんだな

 

前からとか後ろからだとか、もっと近寄ってくれとか、

 

挙句の果てには、後ろ向きで四つん這いになって、

 

もっと股を開いてくれだとか

 

はー!!

 

そーそ、そーは言いながらも、実は大の写真ギライのあたし、

 

その場で自分の写真を確認する勇気はとてもなかったわね

 

だけど、後日、約束どーりにカイトに写真をまずは1枚送る必要があって

 

仕方なく、そんでもって恐る恐る写真を見てみたのよ

 

おぉ、何て見苦しー、醜い写真なの!!

 

到底あたしの美意識では受け入れられない肉体ね!!

 

見るからに柔らか過ぎるあたしの贅肉は、

 

支えを失ってくったりと全体的に

 

そ、まるで大福みたいに締まりなく丸く膨らんでいるわ

 

二の腕も腹も太ももも…何もかも!

 

あたしの肉体を見て、大半のメンズが「エロい体!!」って言うけど

 

こんな締まりのない、くたっと膨らんだ

 

贅肉まみれの肉体のどこがいいってわけなの?!

 

しかも、あたしの大好きな洋服からは、この体型になってしまってから

 

ずっとそっぽを向かれたままだしさ

 

この締まりのなさを、男ウケする、「隙」とでも言うのかしら?

 

グラビアでは完璧に作り込まれ過ぎて、催さないと言っていたけど

 

彼らの趣味嗜好が全く持って良く分からない…

 

そー言えば、あたしの心服するメンターでもある、通称・教祖様

 

あたしのボディメイクのための、パーソナルトレーナーでもあったりするけど

 

彼は必ず女性のクライアントに念を押して確認することがあるって言っていたっけ

 

それはズバリ、

 

「女性ウケする体づくりを目指すのか、

 

それとも男性ウケする体づくりを目指すのか?」

 

そ、その両者は決して一緒になることはないわけ!

 

実際、あたしが逢瀬してきたメンズの何人からも、

 

「痩せぎすの、モデル体型のよーな女は好かん!

 

男としてそそられる要素、全くナシ!」

 

って言われて、あたしがこれ以上太ることなく、瘦せることなく、

 

どーかこのままでいてくれって、懇願されたりしたものねぇw

 

だから、あたしはカイトにも訊いてみたのよ

 

「ね、カイトは、あたしのこと、ぽっちゃりだと思う?」

 

「ぽっちゃりではなくて、ムチムチだと思う」

 

あんた、見た目は乳臭い、童貞臭い、あどけない顔してるのに、

 

さっすが筋金入りの熟女好きだけあって、

 

その審美眼ってば、オッサンそのものだな!w

 

そーこしているうちに、自動止水のお湯の音が止まったみたいだったわ

 

「ね、カイト、お湯が止まったみたいだから、

 

これから一緒にお風呂に入りましょ」

 

カイト、良かったね、念願の、女性と一緒にお風呂に入れてw

 

おぉ、それなのに!!

 

カイトってば、またここでヘンに照れて、

 

一人でスタスタとお風呂場に向かうと

 

そこでさっさと一人で先に作業着を脱いでしまったのよ!

 

あーん、もう!!

 

ホント、カイト、キミってば、始終こちらのペースを狂わせる、

 

臆病で警戒心の強い、野生の小鹿のバンビ、そのものだね!

 

あたしは、逢瀬の三種の神器を詰め込んだ、

 

ヴィトンのバニティーケースを手にすると

 

慌てて全裸でお風呂場へと彼を追いかけて行ったの…

 

to be continued…

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

人気ブログランキング

人気ブログランキング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました