我らが教祖様とは、あたしの上京初日から
待ち合わせして既に合流済みだったけど
その他の、T嬢、みやび性愛大師とは、上京2日目に
パレスホテル東京にて落ち合うことになっていたの
パレスホテルにある、中国料理 琥珀宮にて
19時半からのディナーを予約していたから
T嬢にはその時刻に合わせてお越し頂くことにして
一足お先に、まだ見ぬ、みやび性愛大師とお会いすべく、
あたしと教祖様は、彼女が滞在予定の、
東京ステーションホテルのロビーにて待っていたのよ
こー見えても、あたし、実は結構人見知りするタイプだから、
人知れず緊張しちゃったりなんかしてね、笑
これがメンズとの初顔合わせなら、それなりに場数を踏ませて頂いているので
直ぐにメンズのタイプを見抜いて、相手に合わせることが出来てしまうのだけど
何せ、物心ついた時から、女性、子供、ネコから無条件に嫌われ続けて来たあたし
半世紀近く生きて来た今でも、未だに彼女らとの接し方、
付き合い方が分からないと来たもんだ!笑
そーんなことを、ついつい待っている間にごちゃごちゃと考えていたら
知らず知らずのうちに、パシャリと教祖様に撮られてしまったわ
うふふ、ちなみにその写真は、あたしのインスタ「人妻キデ」で見てみてね、笑
さて!!
そーこーしているうちに、1人の30代と思しき女性が、
スッとロビーに入って来たの
その瞬間、目ざとい教祖様はソファーから腰を少し浮かせると、
あたしに教えてくれたわ
「あ、みやび性愛大師がやって来ましたよ」
その女性は腰がちゃーんと立っていて、
もちろん背筋はピーンと伸び、しなやかに歩いて来てね
艶のある、長い黒髪はタイトに1つにまとめられていて、
朱色の口紅がよーく似合っていたわ
さすがにヨガも教えられていることもあって、
全体的に華奢な体つきなのだけど、
うふふ、でもね、華奢過ぎないまろやかなヒップを強調した
ロングタイトを見事に履きこなしていたわね
あの容赦なく着ている者の体型をさらし出す、細身でタイトな、
おぉ、あたしが密かに思うに、きっと世界一、着こなすのが難しい、
アオザイだって颯爽と着こなしてくれそーな、
そーんなアジアン・ビューティーな女性だったわね
あたしは、LINEの文面と彼女には既に3人ものお子さんがいるという前情報から
勝手にもっとソフトな、母性を感じさせるよーな女性像をイメージしていただけに
いい意味でそれは裏切られて、女としての緊張感にみなぎった、
そ、これは後で顔合わせするT嬢も言っていたことだけど
とにかく、フェロモンだだ漏れの、
色っぽい女性であったわ、みやび性愛大師は
だから、顔合わせして挨拶するより前に、
思わずあたしは口走ってしまっていたぐらいよ、笑
「おぉ、美しい…」
ヨーロピアン・クラシックがコンセプトで
明るい色と暗いの色との対比を基調とした、
東京ステーションホテルは、
もちろん、あたしのお気に入りのホテルの1つで、
ここに足を踏み入れるたびに、あたしはどーしても、
映画「風と共に去りぬ」のヒロイン、スカーレットの故郷タラの豪邸、
そ、アメリカ南北戦争時代の、
南部アメリカのインテリアを連想せずにはいられない
もちろん、実際の映画でのインテリアは、
ここのホテルのインテリアほどにダークな色を
アクセントとして利かせたりして洗練されてはいないけどね
何て言うのか、クラシカルな家具や階段などの曲線が、
映画のインテリアの雰囲気を連想させるのかな
ヨーロピアン・クラッシックを謳っているけど、
同時に明るい色とダークな色との対比ですっきりとまとめ上げているから
あたし的には、どこか甘さのある、
ニューヨーク・クラシック・テイストだなと勝手に思ってるけど
とにかく!!
ここへ足を踏み入れた瞬間から、あたしも負けじと背筋がピーンと伸びて
おぉ、気分は外出時には白い手袋がマストだった、
30年代のグッド・レディ(良家の婦人)にでもなったつもりで上品に気取って
床に敷き詰められた、ふわふわのカーペットの上を踏みしめて歩くのよ
…ただ、ここのホテル、インテリアやクラッシーな雰囲気は大好きなのだけど
あたしがリピーターとなり得なかったのは、
何せ東京駅の真上ということで、四六時中、
目隠しとしての白のレースカーテンが開けられず
あたしの大好きな、丸の内・大手町の夜景を
拝めないという最大の欠点があったからよ
だけど!!
やーっぱり、ここのホテルのインテリア、雰囲気は大好きなので
チェックインを済ませたばかりのみやび性愛大師が
荷解きをする間もなく部屋に押しかけると、彼女の好意に大いに甘えて、
パシャパシャとインスタ用の写真撮影をさせてもらったけどね
そーやって、しばらく撮影をした後で、
あたしの定宿、パレスホテル東京で
再び落ち合うことを約束して、一旦別れたのよ…
to be continued…
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