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(再)トーキョー・フェローズ~その4~

トーキョー

「トーキョー・フェローズ」のフェローズとは、英語で「仲間」という意味ね

あたしには見えているビジョンがあるのよキラキラ

それは、あたしの定宿でもあり、あたしの愛して止まない、

パレスホテル東京の最高級スイートルーム、パレススイートにて

あたしたちは和やかにそして活発にミーティングをしているの

20‐30代の若い女性、ひょっとしたら40代の女性もいるのかも、

とにかく女性が5いる、それから同じく20‐30代とおぼしき若い男性も2いる

彼らはスイートルームの重厚な黒檀のテーブルにそれぞれ輪になって腰掛けながらも

発言は自由に軽やかにぽんぽんと行ってるわ

上座には、あたしとこのミーティングの議長でもある、教祖様が陣取ってるのね

あたしはオブザーバーの立場を守って、敢えて無言を貫きながらも、

伸びやかな彼らの様子をニコニコと見守っているわね

「いいか、キミたち、発言時間は後で各々たーっぷりとやるから、

まずは一旦、黙ろうか?」

わざわざ持ち込んだホワイトボードを背にして、

教祖様は立ち上がったまま、そーやって声を張り上げているわけだけど、

毅然とした物腰とは裏腹に彼もどこか楽しそう、笑

え、彼らはそーやって、一体何について話し合っているのか、ですって?

うふふ、それはあたしが発案した、ビジネスアイデアに対して、

それの具現化のために若ーい彼らに自由に発言して話し合ってもらっているのよ

あたしは発案者兼代表責任者でもあるわけだから

彼らの話し合い、提案、報告を受けて、最終決断を下すのだけどね

…と、ま、こーんなビジョンが見えているわけ上差し

あたしがこのビジョンを見るよーになったのは、ごくごく最近だけど、

あたしの心服するメンター、通称・教祖様からは、

もー1年以上も前から、あたしが5ぐらいの若ーい女性に囲まれて

彼女らがあたしのスタッフとして、あたしのために

甲斐甲斐しく働いている光景が見えると言われたことがあったわね

そー言われてみれば!!

一介の地方都市に住むに過ぎないあたしは、

生まれてこの方、この田舎から一度たりとも出たことはなく

それゆえに、ずーっと、都会への憧れが拭いきれずにあったものの

同時に幼少期からの母親との親子関係の破綻の常として

異様に低過ぎた自己肯定感と、人格否定に近い母親の過干渉から

あたしはすーっかり無力感に苛まれ、委縮してしまい

ますます地元から出られなくなってしまったのよ

それなのに!!

あたしは、ちょーど12年前の辰年の年女のときに、

今の職場へと転職し、今の夫となる上司とそこで出会い

気が付けば、年々、東京出張の機会も増えて行ったわね

うふふ…それにしても、その職場は母親からの紹介だったとは、

うーん、何とも皮肉な話…笑

ま、この世の沙汰には、全ていいこと、悪いことの両局面があるということね

それから!!

あたしは毎年のよーに出張で上京しては、初めは夫と一緒に

そのうち慣れてくると、出張と絡めて1人で前乗りしては

TVやSNSで話題となったお店や観光地へ精力的に出向いて

初心者のベタベタな観光コースを楽しんだりしてたわ

でも!!

そのうちにそれも物足りなくなって飽きてしまい、

今度は単身、気になる高級ホテルのバー探訪に繰り出したりしたの

その時から既に出会い、ずーっと忘れられずにいたのが、

何を隠そう、このパレスホテル東京のバー!笑

でも、その当時は、1人で背伸びしてバーに入るのだけで精一杯で

まさか自分がそのホテルに泊まれるとは全然思っていなかったし

それだけに留まらず、ゆくゆくは自分の定宿になろうとも夢にも思っていなかったわ

今にして思えば!!

ここまでのあたしを作り上げてきたのは、

未知なる世界へ飛び込む怖さとワクワクに尻込みせずに突き進んで行ったこと

そーやって、あたしの根城が作り上げられた後で、

せーっかくの、華の大東京でぽつねんと1人で過ごすのは勿体ないし、

第一つまらない!

誰か、このあたしをエスコート&アテンドしてくれる、

出来れば、あたしよりも若いメンズがいいなとぼんやりと思っていたら、

あたしより9歳年下の、教祖様と巡り合えたわけだし

そんでもって、今度は魅力的な若ーい女性と出会ってみたいと思ったら

あたしより2周りも年下だけど、

「自由奔放に生きる可能性を大いに秘めた女」として

あたしと同じ匂いがするという、実に誉れ高い(?)、

いいえ、きっと本人からしてみれば、意に沿わないことかも、笑

そーんな評価をあたしが勝手にしてる、T嬢ともここ東京で出会ったわけ

それから!!

今回の上京で初めてお会いするのが、教祖様のお弟子さんの

みやび性愛大師!!

まさに、彼女についても、あたしが見事引き寄せたことになるわ

だって、そーでしょ?

あたしはセックスにおいて、果敢にも自ら中イキを取りにいくよーな女よ

そ、今度は連続中イキを、どーしても自分で取りにいきたいから

そのための水先案内人でもある、みやび性愛大師を引き寄せたのよ

さて、彼女の詳細については次回にたーっぷりと譲ることにして

うふふ、あたしは着実にこーして、ビジョンどーりに魅力的で

あたしよりも若ーい女性陣、男性陣を引き寄せているのだと思うわ

ほら、黒澤明監督の映画「7人の侍」だって、一番の醍醐味は、

三船敏郎演じる若い百姓の利吉が、自分の村を襲う盗賊を成敗するために、

力を貸してくれる侍を集めるところでしょ?

うふふ、あたしだってまさに同じく、自分の夢を実現させるために

7ものマスター・マインドキラキラを引き寄せている最中だと信じて疑わないの

だから、この「トーキョー・フェローズ」では、

現在進行中の、その出会いと交流をお話したいと思っているのよ…

to be continued…

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