PR

食欲と性欲~その1~

夫が敗血症で救急搬送されたのが、

 

先週の金曜の夜中

 

その翌日の土日には動揺して

 

手当たり次第に思いつく人に電話やメールした

 

独りでこの状況を受け入れるには

 

余りにも重すぎたからだ

 

しかも、病院へ搬送されるや否や主治医らから

 

「自発呼吸が出来なくなったら、

 

呼吸器はつけるのかどうするのか?」

 

と何度も訊かれたからだ

 

目の前の夫の現状を受け入れるだけでも精一杯なのに

 

そもそも、「呼吸器をつける」という意味合いは

 

一体何なの?

 

医師の口振りから、物凄く大変な決断を迫られていることだけは分かった

 

私は辛うじてその場で決断を下すことを保留にしてもらって帰宅したけど

 

たらればで、あなただったらどうする?って

 

私の信頼する人々にも是非訊いてみたかったのだ

 

その詳細は「夫への手紙」に譲るとして

 

紆余曲折あって、私なりの決断を主治医に伝えたのが土曜の夜

 

日曜には突然過ぎた自分の状況やそれに伴う自分の感情を整理したくて

 

ブログ記事「夫への手紙」を既に書き始めていた

 

ボロボロと大粒の涙を流しながら書いていたのを覚えている

 

そして、日曜の夜には食欲を覚えるようになった

 

それまでは、夫が私の好物だと知って土産に買って来て

 

冷蔵庫で既に固くなっていた、小さな抹茶大福を

 

2,3口かじるのが精一杯だったのに

 

翌朝、月曜から始まる、「事務局長代理」として急遽私が

 

自分の業務の他に、夫の業務も抱えて取り組まなければならない

 

その緊急事態に備えての体の反応だったか

 

それとも、このまま何も食べないままでは

 

私もろとも倒れてしまうという

 

私の身体の防衛反応だったか

 

それとも、折からの生理前症候群による

 

過食モードに突入してしまったせいか

 

尤も、妹に呆れられてしまうぐらい

 

元々私は、どんなにショックなことがあろうとも

 

食欲はそんなに落ちないタイプなのではあったけど

 

だけど、今回の夫の件では、そんな私でも

 

しばらくは食欲をどこかに置き去りにしていたわけで

 

そんな私を心配したオンマからのひっきりなしの電話に

 

私がようやく食欲が出て食べられるようになったと伝えると

 

オンマは安心していた

 

だけど!!

 

一気に取り戻した食欲は

 

やはり生理前症候群というのも関係あるのかな

 

それからこの現在のストレスフルな環境に対抗するのもあるのだろう

 

やや過食気味のような気がして、ちょっと驚いている

 

この期に及んでも、まだダイエットのことを意識しているわけか

 

この期に及んでも、私は女であることから逃れられないわけか

 

それから、ますますアルコールにしがみつくようになった

 

21時頃までの残業が毎晩続いた平日の激務を終えるや否や

 

職場で夫が昼食用にと備蓄していた

 

冷凍パスタを衝動的にチンしてはむさぼり

 

職場から徒歩5分の自宅に戻るや否や

 

辛うじて戦闘服を脱ぎ捨てるとメイクを落とすのももどかしくて

 

缶ビールを開けるとそのまま晩酌を始めてしまう

 

そんなにお酒に強い方ではない私は必ず肴が必要で

 

アルコールですっかり食欲が亢進してしまった私は

 

たった350㎖缶1本のビールに対して

 

明らかに過剰な量のつまみを完食しては

 

酔いと血糖値の急上昇で眠気を感じて

 

灯りをつけたままゴロンと横たわっては眠りに落ちる日々

 

そして、真夜中に目が覚めてはそれから全然眠れないという

 

まさにしんどい負のサイクルを性懲りもなく繰り返してる

 

翌朝は翌朝でそんな感じで目覚めも悪くしんどいので

 

つい先日からは「気付け薬」として

 

目覚ましの長めの朝風呂の後で

 

スパークリングワインをグラスで2,3杯飲むようにさえなった

 

尤も、そんなときに飲むお酒は不味く、

 

全然酔えもしなくて

 

期待するような、あの酔いの始めの

 

ふわっとしたような心地いい感じを全くもたらさないのだけど

 

でも、いいの

 

プラセボ効果で、今日も一日頑張れそうって

 

スイッチ切り替えさえ出来れば

 

単なる朝の儀式です

 

それぐらい、身体は空元気でもいいから

 

エネルギーとパワーを欲しがってる

 

それから、健やかすぎるこの私の食欲がもたらしたのか

 

夫が救急搬送されて3,4日後の月曜か火曜には

 

性欲もちゃんと復活していて

 

むしろ、心身ともに過労もあるせいか

 

いつもよりか激しく高まり過ぎている感じで

 

私は何度も何度も女性用AVを観ては独りで紛らわせている状態

 

かつての愛人に「性欲モンスター」と揶揄されて

 

自他ともに認める、性欲の強い私ではあるけれど

 

こんな非常事態においても性欲はしっかり復活するんだって

 

我ながらに驚き呆れてしまった

 

だけど、ちょっと待って?!

 

どうして、食欲の復活は歓迎されるのに

 

性欲の復活は私自身も含めてこんなに後ろめたいの?

 

性欲だって、ちゃんとした体の営みのサインの1つであるはず

 

否定することなく、堂々と認めて受け入れてあげたい

 

でも、病院からいつ何時夫の件で連絡があるかも知れない

 

そんなときに、まさか男とホテルへしけこんでて

 

その連絡に間に合わなかったというのだけは絶対にイヤ

 

そうなったら、一生自分を責め続けると思う

 

だから、不本意だけど今だけはあなただけの

 

貞淑な妻でいてあげると思っていたのが先週

 

毎日欠かさず、職場から徒歩10分の

 

夫の入院するかかりつけの県立病院へと面会に行き

 

この金曜に珍しく病室で夫の主治医と再会した

 

結局、敗血症の原因は分からず仕舞いで

 

抗生物質投与等の対処療法だけしか出来なかったのだが

 

奇跡的に夫はこの間ずっと懸念事項だった

 

血小板や腎機能の数値が上昇して改善方向にあり

 

金曜の朝からやっとおかゆがメインだけど病院食が許可されたし

 

来週からはこの1週間ずっと寝たきりだったので

 

そのためのリハビリも開始すると言われたし

 

このままいくと、2週間後には退院出来るでしょうとも言われた

 

わずか1週間前は瀕死の状態で病院に救急搬送されたというのに

 

それを聞いて、私はいよいよ、我がセフレメンズらへの連絡を

 

自分の中で解禁してもいいと思えたの

 

私にだって、私の生活がある

 

何も夫の病気ごときで犠牲にすることもあるまいって

 

私は夫に一日も早く回復してもらって

 

一日でも長く生きてくれたらいいと真剣に願ってる

 

だけど!!

 

だからと言って、私が夫の残務処理や

 

重篤な症状の夫を持つ、こうあるべき妻像に縛られて

 

自分を犠牲にする、ムリを強いるのだけは絶対にイヤ

 

私には私の人生がある

 

確かに私は妻だけど、その前に私は独りの自由な人間だ

 

自分の欲望に忠実であって何が悪いと

 

それでもまだしつこく自分自身に言い訳しながら

 

そう思って、我がセフレメンズにKakaoを一斉送信したのが

 

まさに土曜の今朝だったというわけ

 

to be continued…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました