ひと月ぶりに性欲の高まりを感じて、
今でも尚、連絡の取れやすいセフレメンズに
手当たり次第に「今夜お誘い♡」のメールを送ったのだけど
そーしながらも、あたしの大本命はアレックスでもなければ、
この記事のタイトル名でもある、舐め犬クンでもなかったというわけね
そんでもって、その大本命は恐らく先々月に23歳になったばかりの、
過去記事「バンビーノを調教します！」のお相手、カイトであったということ
しかーし！！
この男は、あたしのセフレメンズ史上、一番の若輩者でありながら
いや、それゆえにそーなのか、一番質（たち）が悪い！
あたしへの礼儀、配慮、感謝の姿勢がまーったく見られず
自分の性欲次第であたしにふらふらと近づいては
あたしの歓心を買うために自ら申し出た約束を
ことごとく反故にしてきた悪党！
なまじ彼が、あたし好みの可愛い顔をしているだけに、
それこそ可愛さ余って憎さ百倍と来たもんだ
そーんな無礼な振る舞いが立て続けに何度も起こった後で
さすがのあたしも堪忍袋の緒が切れて、彼を追放してしまっていたのね
そ、具体的には彼をKakaoからもサイトからも締め出して
彼からはあたしへ連絡が取れない様にしてやっていたの
それなのに！！
このカイトの若造は、あの手この手と駆使して
どーにかあたしのLINEにまでたどり着くと
先日、ひょっこりと何もなかったかのよーにメッセージを寄越して来たのよ
当然、LINEの表示名もカイトの名前じゃなかったし
基本的にはセフレメンズとはKakaoでしかやり取りをして来なかったものだから
まさか、あたしが見放したセフレメンズから
LINEを貰うとは夢にも思わないじゃない？
だから、最初はあたしも警戒して慎重に
「申し訳ありませんが、どちら様でしょうか？」と返事をしたものだったけどね
だけど、人には文体のクセというものがあったりするものでしょ
そ、あたしなんかがまさにその最たる例だと自認してるけど、笑
そー言うわけで、あたしは直に相手がカイトであると見抜き、
一応礼儀として彼に予め断った上で、彼のLINEもブロックした筈だったのよ
それなのに！！
あたしは性欲の亢進（こうしん）に任せて、一度はブロックしてしまった筈の
カイトのLINEをたちまちに復活させると、
彼に見境もなく「今夜お誘い♡」のメッセージを一番に送っていたわ
そ、あたしは元来、毒
あるものに
強く引き寄せられてしまう質（たち）なのよ
カフェインやアルコールも然り、多用は厳禁だけど毒ってば、
少量なら使い方によっては活力剤にもなり得るってもんでしょ？
そ、カイトのヤツは、向こう見ずな若さゆえに、
どーしよーもない、クズなセフレメンズではあるけど同時に、
ヤツのあの、おぉ、今すぐにでもむしゃぶりついてしまいたい、
瑞々しい肉体、無邪気なベビーフェイス、
それから恐れも恥じらいもまだまだ知らぬ、ヤツの元気なPとか…
おぉ、考えただけでもなーんて垂涎（すいぜん）ものなの！
そ、まさに今のあたしが真に欲する
新鮮なエネルギーに満ち溢れたヤツなのよ！
だからこそ！！
この際、アイツの毒性
には敢えて目をつむり、
外側のヤツの魅惑的
な果肉だけを頂いてしまおうと
あたしは女としてのプライドなーんかはすーっかり捨て去ってしまって
「カイトのヤツこそ、今のあたしの大本命なの…！」
って、自分に言い聞かせるかのよーに何度も繰り返しつぶやいていたわね
そーは言いながらも、続いてアレックス、舐め犬クン、
それから我ながら意外なところで、あたしと良きメール仲間でもあったけど、
最近は彼からのメールも途絶えたままで、
それだけにまだ一度も顔合わせしたことのない
40代既婚男性の、レオさんにも順繰りで逢瀬お誘いのLINEを送りつけたのよ
彼らにメッセージを一斉に送りつけながらも、
予約なしに平日の夜、果たして彼らとの逢瀬が実現するのか
ハッキリ言って、それの芳しい返事を貰えるとは、
あたし自身でも全然自信がなかったけどね
だからこそ！！
「誰でもいい！とにかく返事を一番先にくれた相手こそが、
今夜、あたしと縁がある男という思し召しだから、それでいいの！」
って、その頃にはどこか祈るよーな気持ちで返事を待っていたものよ
さ、伸（の）るか反るか、全てはあたしのセックスを司る、
M神様の思し召し次第…
それから程なくして、一番乗りで返事が来たのは、
そ、みーんなもお察しのとーり、舐め犬クンだったというわけ
舐め犬クンには悪いと思ったけど、カイトからではなかったから
あたしは本の一瞬だけガッカリしたものの、
それでも「なるほど～」って直ぐに気持ちを切り替えたけどね
「うふふ、彼こそが我がM神様の思し召しの相手ってことなのね
そりゃーそーよね、だってあたし開腹手術してから
まだひと月ちょっとしか経っていないもの
のっけからいきなり激しいセックスはご法度という意味合いよね」
今夜の相手は、舐め犬クンなのって、改めてそー思った途端に
あたしの体は彼の愛撫を思い出してもー今から待ち切れずに
ゾクゾクと興奮しっ放しだったわ
おっと！！
それから、他の3名に至っては、まだ既読さえもついていない状態だったから
これ幸いと言わんばかりに、
あたしからの逢瀬お誘いのLINEを送信取り消しにしておかなくちゃね、笑
だって、それが大人の女のマナーってもんでしょ、笑
送信してから少ーしばかり時間が経ってしまっていたものだから
果たして、ホントに送信取り消し出来たのかどーかは謎のままだけど…笑
to be continued…
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