~キデと第1愛人教祖様
at 東京ステーションホテル
メゾネットキングルーム~
(教祖様が訪れ、姿の見えないキデを探して、
2階のメゾネットのベッドルームにやって来た)
教祖様:おはようございます
キデ:
おはよーございます
教祖様、実は私、今、少し動揺しています
教祖様:どうかされたのですか?
キデ:
どーぞ、教祖様、そこのベッドに腰かけて
私の話を聞いて下さいますか?
(キデはデスクの椅子に座り、
教祖様はそんなキデと向かい合うように
ベッドのへりに腰かける)
キデ:
ブログ記事;
「愛人トライアル」にて
トライアル無効と終了
を告げたカイなのですが
実はその後もダラダラとやり取りは続けていました
そもそも、彼自身が今は精神的に
余裕がないからと言って
せっかく彼宛に書いた、
その記事さえも読むのを拒否し続けている状態です
そんでもって、何事もなかったかのよーに
私にダラダラと相変わらず、ほぼ単語だけの
無意味な短文のKakaoを送って来るのです
私としては、2人の関係をもっと深めたい
改善したいという想いを込めて
「愛人トライアル」を書いたつもりだったのに
彼はそれを全く読もうとしない
いつでも本音で真っ向勝負の私が
彼に体当たりでぶつかって
2人の関係で疑問に感じる点を伝える
でもそれに対して彼はのらりくらりと
本音を言わずにかわしてしまう
いつだって私は彼の本音が分からず
2人の関係の手応えを感じられなくて
不毛な想いをしていたわけです
だから、私たちは互いに求めるものが
違うから、これ以上付き合わない方が
いいと思ってしまう
そのくせ、彼は私に惹かれていると言って
いつでも私を引き留めようとする
一体、彼が何を求めているのか
分からない
確かに彼はインテリで話していると
それなりに面白いときもあるから
私もついついズルズルとやり取りを
続けてしまっていた
でも、毎回そのたびに何かしらの
違和感を感じずにはいられない
教祖様:
それは、単に彼の職業病から来ているのでしょう
カウンセラーというのは、立場上、
クライアントの発言、考え方に対して
自分の意見を言ってはならないのです
何でもハイハイと受け入れなくてはならない
その習慣がどうしても
抜けきれないのだと思います
キデ:
それは私も何となく察しはつきます
でも、そのくせ、私に説教してくるのです
私が不特定多数のメンズと逢瀬をすることに対して
彼は性病などの病気の対策については
どーしているのかとやたら食い下がって訊いてくるのです
確かに今後、私が彼とメイクラブをする可能性があるのなら
それは2人で話し合うべき問題だとは思うけど
彼と私はメイクラブをすることもなければ
実際に会うこともない
それなのに、やたらその質問ばかりを執拗にしてくるのです
私が何度、
「自己責任で覚悟を決めて
遊んでいるわけだし
それであなたに何か迷惑を
かけているとも思えないけど」
って、言ってもやたら食い下がって
性病対策の質問ばかりを
やはり執拗にしてくる
「どの立場、どの目線で
そんな偉そうなことを言ってるの?」
って訊いたら、
「人として心配している」と言ってくる
「私はそんな分かりきった常識を
白々しくぶつけてくる男が一番嫌い!」
と言っても一向に止めやしない
むしろその姿には病的なものさえ
感じてしまうぐらいです
百歩譲って、人として私のことを心配するのなら
私がわざわざ公開で質問をぶつけた内容に対して
人としての礼儀で回答せよ、
まずは読めって感じで
とてもイライラしてしまって
彼に「あなたのKakaoをブロック削除します」って
予告してそのよーにしたのです
まずは1点、その件でイライラと
神経を逆撫でされています
教祖様:
それは単に仕事上、
彼の倫理観で許せないと思うことがあった時
そのような感じでクライアントに
接することがあるのかもしれませんね
どうしても、彼はカウンセラー然とした
態度が抜けられないのでしょう
キデ:
でも、私は彼のクライアントでは
決してないわけです
でも、もういいんです
カイのKakaoをブロック削除したので
問題は、2点目の件について
とてもモヤモヤしているのです
教祖様:
ほう、それは一体何ですか?
to be continued…
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