トオル、おつかれさん
これが最後の私からのメッセージとなります
でも、私からは最後だけど、
トオルはこれから何度も
これを読み返すことでしょーね
そんな姿が私にはありありと見えます
そーね、読み返すべきだと思う
私は今回、公開処刑のよーな形になって
トオルに愛人関係の終了を申し渡しますが
それは決してトオルが
憎いからではありません
いつかトオルに気付いて
欲しいからです
私が今回、トオルとの決別を
覚悟して受け入れたのは
トオルと私は、人生での目的、
方向性が同じ同志だと信じてきたけど、
それが決して私の見誤りだったとは言わないけど
ここへきて、大きく違って、むしろトオルと私は
気が付けば対極の方へと別々に歩き出したから
この間も何度かそのことについて
私はトオルに伝え続けてきたつもりだったけど
トオルはそんな私の言葉にさえも
いつしか耳を貸さなくなってしまった
出逢ったばかりの頃のよーな
目をキラキラと輝かせて
人生における目的や使命について
私と熱くいつまでも語り合った
あの頃のトオルとは
もう二度と逢えないのだなって
その残酷過ぎる事実を
私はどーしても受け入れることが出来なくて
気が付けば、私はトオル自身ではなく
あの、出逢ったばかりの頃のトオルの幻影に
しがみついて執着してしまっていた
「そんな筈はない!
今のトオルは本来のトオルの姿ではない!
きっとまた変わってくれる筈!」
これは、ゆーやとの別れを
通じて学んだことだけど
結局、執着っていうのは、完全に自分のエゴ
執着すればするほど
飢餓地獄に陥ってしまう
そして、それから解放される唯一の方法は
自分の執着のもとである、
自分の中の恐れを素直に認めること
トオルと一緒にいよーともいなくても
私はトオルのことでずっと孤独で
さみしくて欲求不満で不自由にいた
そーしたら、守護天使の声が聞こえてきたの
「もー、彼のことは放っておきなさい
あなたが出来ること、与えてやれることは
全部彼にしました
あなたの彼に対する任務は終了しました
あとは、彼が彼のタイミングで気付いて
変わるのを待つしかないのです
あなたはあなたの人生を生きなさい」
…うふふ、不思議、私はこれを書いている今ほど
トオルに対して、
「穏やかで満ち足りて
あぁ、トオルとつながってる」
って感じたことはないわ
トオルへの執着心が
私から取れたからでしょーね
今回、私は残念ながら、
トオルの前から立ち去るけど
それでも、トオルのことはいつでも見守っている
トオルがいつか気付いて、立ち止まって
自分の人生を見つめ直して
今よりももっと幸せな人生を送ってくれたらいいと
だって、そーでしょ?
トオルと知り合って、初めて顔合わせしたとき
正直、私にとってトオルの
第一印象は悪すぎて
この人とは到底お付き合い出来ないわ
って思った筈なのに
気が付けば、トオルのもとへと引き戻されて
これの意味することは一体何なのだろう
って考えていたら、
「守護天使からの教えやメッセージを伝え、
そして私からの愛情を
この人に注ぎ込むことが私の役割なんだ」
って、教えられたのよ
それをトオルも無意識に感じたからこそ
出逢って間もない頃のメイクラブで
静かな涙を流したのではなくて?
長くなってきたから、ここで一旦切るわ
次回では、私が最後に伝えて残しておきたい
守護天使からのメッセージを書くわね
to be continued…
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