ゆーや、おつかれさん
さ、今夜も、愛人帝王学の
レクチャー始めるわよ
そうそう、昨夜はカエル男🐸
との関係を終わらせたところで
レクチャーは済んでいたわね
「欲望成就方法の分散化」に則って
色々とサイトで男漁りをしたものの
ことごとく徒労に終わって
結局、第2愛人のヒロシ以外、
目ぼしいメンズは誰一人として
見つからなかったということよ
そーこーしているうちに
またもやツヨシの職場近くに昼休み
業務上の所用で、上司である夫と
行くことがあったの
ツヨシから会おうと言われても
ことごとく会えず仕舞いで
終わっていた私たちだったけど
その間もしっかりとLINEのやり取りだけは
続けていたわね
だって私的には、ツヨシを切ろうと切るまいと
男日照りの状況は何も変わらずにいたし
ツヨシもなぜかマメにLINEだけは
相変わらずクソつまらん内容だったけど
私に送り続けて来たしね
ここでは敢えて書かないけど、
カエル男🐸とのホテル逢瀬以外にも
もう一度ツヨシにホテルキャンセルされたことがあったの
さすがにその時は大人しくキャンセルしてしまったけど
そして事前にLINEで私は昼休みに
ツヨシの職場の近所まで行く用事がある
ということを伝えていたのね
どこへ行くにも自転車で移動するツヨシは
その日が仕事が立て込んでなくて、
しかも時節は真冬だったこともあって
雪雨、冬特有の北風が強過ぎない限りは
会いに行けたら会いに行くって
これまた後ろ向きな返事だったから
今更そんなツヨシにこちらも何も
期待もしていなかったのね
だから、いざ出向いてそこにツヨシがいたときには
こちらも心底驚いてしまったぐらいよ
そして例のごとく、私たちは夫のいない一瞬を
見計らって慌ただしく言葉を交わし合うと
またいつものようにツヨシから後でLINEがあったわ
「何度もこちらから誘っておいて
結果的に毎回オレからキャンセルしてばっかりだったけど
今度の今度こそリベンジさせて欲しい
今度こそ、本当にホテルで会えないかな?」
さすがに今ではツヨシからのこんなLINEも
額面通りに受け取ることなく、
話半分以下で聞いていたけどね
またもや一方的にツヨシが
逢瀬の日時を指定してきたわけだけど
どーせまた、直前近くになって
ドタキャンでもするんでしょってね
一応、またもやホテルの予約はしたけど
でもね!!
今回はキャンセル料が発生しない
ギリギリの期限を過ぎても
ツヨシは何も言ってこないわけ
今まで何度もドタキャンされ過ぎて、
ドタキャン慣れしていた私は
どーして今回は何も言ってこないのだろうって
むしろ逆に落ち着かなかったぐらいよ
そして今度こそ4度目の正直で、
本当に私たち逢瀬するのかも知れないと思った時
私の頭をよぎったのは、ツヨシが指定したその日は
実は私の引っ越しの日だったのよ
だけどだからと言って今度は私から断ってしまうと
次こそはない!って
ヘンな強迫観念に襲われていたから
その日は引っ越しだけど、
何が何でも逢瀬に出かけてやる!って
私も並々ならぬ気迫でツヨシとの
約束の時間が控える夕方まで
引っ越しをあらかた済ませたわけね
引っ越し先は今のマンションになるわけだけど
引っ越しの作業がまだまだ残っていたとしても
以前住んでいた、
夫の家は田舎も田舎にあったものだから
歩いている人はほぼおらず、
いるのはウロウロしている野犬だけで
そーそ、その野犬に襲われそうになったこともあったし
それゆえか、
バスを一本逃してタクシーで乗り付けて行こうにも
タクシーは全然走っていないし、
近所のタクシー会社に電話したって、
1台しかないタクシーは
いつだって出払ってしまっている有様だったし
運よく走っていたタクシーに手を上げても
乗車拒否されてしまったぐらいだしね
だから、市民病院があったことを思い出して
そこなら常時タクシーの1台ぐらいは
停まっているに違いないって賭けて
ハイヒールで30分以上もかけて歩いて行ったわけ
その1台も先客に奪われて呆然としているところへ
新たに1台やって来たから、事なきを得たけどね
かつてトイレ情事のためだけに
わざわざ夫の家から駆け付けようとしたことがあったけど
本当に苦労したことがあったの
それに比べたら、いくら引っ越しで忙殺されようとも
懲りずにまたもや予約した
シティホテルまでは徒歩20分弱だし
歩いて行くのが嫌なら、すぐ近所にタクシー会社があるわけだし
もちろんそこへ行けばすぐに配車してくれるわけだし
今の住居の方がはるかにアクセスしやすい環境にあったから
どーにかなるし、どーにかしてでも
ツヨシとの逢瀬を実現してやるわって
私も並々ならぬ意気込みでいたわけよ
そしてツヨシとの逢瀬当日がやって来たの
かつてカエル男🐸とお泊り逢瀬をした
同じシティホテルで
さすがに全く同じ部屋というわけにはいかなったけど
似たようなダブルの部屋だったわ
ツヨシは一緒にお風呂に入りたいと言って来たけど
シティホテルでそれはムリでしょって
だからせめて2人で過ごすのは
少しでもゆったりとした部屋がいいわって
前回手配したのと同じタイプの
エクストラダブルの部屋にしたわけよ
もともと田舎のホテルってば、部屋は広めだしね
引っ越し作業をあらかた終えた私は
そこで作業を中断して慌ててシャワーを浴びると、
ツヨシと逢瀬できるのは
本当に現実なのかしらんって
ふわふわと舞い上がったような
信じられないような心持ちで身支度をしたわね
そしてツヨシが到着する1時間前に
チェックインを済ませると
私は1人っきりの部屋で洋服を脱いで
待ち焦がれたツヨシとの逢瀬の前に
私は自分の体を鏡で見たりして
ムダ毛がないかとか
最終チェックに余念がなかったわね
そーやって、
逢瀬の直前に自分の体を鏡で見たりして
暗示をかけてやる効果もあるわけよ
弛んでる体よ、締まりなさい、
これから好きな殿方と
メイクラブをするのだからねって
あんたが出来得る、
最高の状態を私にも是非見せてってね
そーやって、心地いい緊張感を全身にみなぎらせるわけ
あ、そーそ、その頃、一時は連絡が途絶えていたけど
私をふっと思い出して再び私とやりたくなったのでしょ
元祖セフレのリョースケから、
サイトWでの私のプロフに無言の足跡を残されて
大体アイツは私のLINEを知っているくせに
面倒臭がってLINEさえも寄越しても来やしないのよ
それでも、もう一度あのキレイに反り上がった
ヤツのPを拝みたいという下心ゆえに
私からせっせとリョースケに
LINEを送ったりなんかしていたわけよ
…でも、この涙ぐましい努力も
いつものようにアイツの気紛れで
ふいになってしまうのだけどね
1日2回のオナニーを欠かさないと言うアイツは
是非とも私の下着姿の画像が
欲しいというものだから、
ちょうどいいわって、
顔から下で何枚か写真を撮って送ってやったわ
クリスマスがちょうど近いせいもあって
その当日の私のランジェリーも
ポインセチアを彷彿させるような
深紅だったのよ
あら、もうこんな時間
今日のレクチャーはここまでよ
この続きは、また明日ね
しっかりと学んで、
素敵な愛人さんになってね♡
間違っても、トオルみたいな
ポンコツ愛人になってしまってはダメよ
それでは、またね〜
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