「キデ…」
またもや甘えたようにトオルはキデを呼んだ
「どうしたの?」
潤んだような、どこか照れたような眼差しで
トオルはキデを見た
それから、キデの腕をそっとつかむと
そのまま自分の下腹部へと誘導した
あー、Fをしてもらいたいのね
キデはそろそろとトオルの下腹部へ
下りていくと口に含んだ
すぐにぴくッとトオルのPは波打つと
たちまちに大きく膨張した
以前、冗談なのか本気なのか
トオルがキデのは吸引力が弱いと
指摘したことがあったので
トオルにFするときは、
特に強めにキデは吸い込んだ
トオルはそんなキデをじっと見ながら
キデの前髪を横に流したりしていた
トオルのPを口に含みながら
このまま今すぐ欲しいとキデは思った
その想いが伝わったのか
トオルはキデの頭に優しく触れて
止めるように合図した
「…どうする?」
かすれた声でキデが訊くと
トオルも聞きとれるか
聞き取れないかの声で
上に乗って、とささやいた
キデがまたがるだけの十分な固さがあった
キデはそのままゴムもつけずに
トオルのPの上で沈んでいった
押し寄せる快楽と愛おしさで、
キデは大きくうめき声をあげた
しばらくするとPは
若干柔らかくなったような気がしたものの
入ってしまえば、そこから先はもう
キデの独壇場で自由自在に思う存分
締めたり擦りつけたりして
愛おしい男のPを堪能した
中イキするには少し時間のかかり過ぎる
キデを気遣って
トオルは上半身を起こすと
キデの快楽をさらに増強させるべく
まずはキデの左の乳首を吸った
それから程なくして右も吸った
そんなトオルを気遣って
キデはそのあたりに転がっている
枕をつかむと、トオルの上半身の補助として
トオルの背後に差し込んだ
やがてじわじわと鼠径部辺りから上って来る
弱い痺れのような感覚が大きくなって
キデの腹部辺りを貫くとき
キデはイクッ!と声を上げて
そのままトオルの上に倒れ込んだ
そんなキデを瞬きもせずに
トオルはずっと見ていた
キデがトオルの上で覆い被さった時
トオルの顔のすぐ隣で
キデは顔をそむけるようにして
頭を押し付けて来たのだが
キデの体温で温められた
シャネルのヘアミストの匂いが
ふんわりと立ち昇り
トオルはそれを吸い込みながら
好きなキデの香りだと思った
to be continued…
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