いつものよーに、浴室からタツノスケ師範を先に出して
慌てて1人で体を洗い終えると、あたしは持参したネイビーの
シルクサテンのスリップドレスをまとって部屋に入ったわけ
これはブログでも何度も書いて来たことだけど、
この時に既に気を利かせて、部屋の明かりを薄暗くし、
メンズがベッドの中で待っていてくれたりしたら
あたしはその彼の情事における洗練度合いの高さを
推し量ることが出来ると言うわけよ
もちろん、口手八丁のタツノスケ師範は言わずもがな
しかし、既に上級者であるタツノスケ師範には更なる期待を込めて
この時に、大抵ばらばらに置かれがちなゴミ箱とティッシュを
自分のサイド側にまとめて置いて、尚且つ、
湯上りで喉の乾いたあたしのために、長いネイルが邪魔して開けにくい
炭酸水のペットボトルのキャップまで緩めて、
あたしのサイド側に置いていてくれたら、もー言うことはないわね!
あたしはベッドの縁に腰をかけて、スリップドレスを脱ごうとしたら
「…そのままでいて」
って、タツノスケ師範が囁いたからそのままベッドに入ったの
するとすぐさま彼はあたしに重なって来ると、
さっきバスタブで「耳たぶとうなじが感じやすいの♡」って
言ったことを覚えてくれていたのか
彼はあたしのうなじに唇を当てると、
上から下へとゆっくりと下りて行ったのよ
常日頃、重力のストレスにさらされて
アラフィフになってからは、ますますその度合いも甚だしいあたしは
メンズからの愛撫はその重力のストレスでへたばりがちな
あたしの肉体を労わってやるかのごとく
愛撫の動きは基本、「下→上」が最も気持ちいいのだけど
でも、リンパのごみ箱と言われる、鎖骨が控えるうなじに至っては別!
うなじは常に「上→下」の移動を順守して
鎖骨へとたどり着くよーに愛撫されたい!
「セックスにリンパの流れとか関係あるの?」って侮るなかれ
一見、遠回りに見えるかも知れないけど、
性的に刺激を与える「攻め」の愛撫の前に
日常生活での身体的ストレスを緩和する「癒し」の愛撫もしっかりと施しておくと
そのストレスから解放された体はすっかりリラックスして
その分、セックスにおける感度も増すと言うものよ
そのことを熟知していた、あたしの初代セフレ筆頭のしょーたは
メイクラブの前に必ず全身にリンパマッサージをしてくれて
おぉ、うっとりとあたしの体を弛緩させていったものよ
今でも忘れられない、そのひと時はまさに至福の時だったわ
…だけどね、時々、あたしの中で現れては
警鐘やメッセージを伝える守護天使が
「アイツだけはやめろ、オーラが邪悪過ぎる」って
あたしとしょーたの仲を引き裂いてしまったのだけどね
おっと、またもや、閑話休題
…え、ここから先はまた長くなりそーだから、
次回に回した方がいい、ですって?
うふふ、ちょっと余談が過ぎたわね、
でもそれもあたしの持ち味よ
それでは、またね~
コメント