さて、この連載記事の初回で、あたしはこー書きだしていたの、覚えてる?
「『別れの予感~セフレトレンド2024、完結編~』を書いた、
翌日の朝風呂でのことだったわ
辰年のあたしは、龍神様ともご縁があるのか、
水に浸かっていると癒しや瞑想を得やすい
だから、そーんなあたしにとって、
湯舟に浸かるのはモーニングルーティンだったりするのね
そんでもって、その湯舟の中であたしのM神様も
下のお口をパクパクと動かしてはあたしにいろーんなことを教えてくれるの
そもそも、あたしが前出の記事を書いたのは
アレックスとの別れの予感めいたものから、
自分の感情整理するためだったのね
だから、それを書ききってしまった後は、
アレックスと別れようと別れまいと、どちらでも構わない、
全ては流れのままにお任せ致しますって、
そーんな実に落ち着いた心境でいられたのよ
そーやって感情の整理を済ませておいたせいか、
M神様からのお告げでもある直感を
あたしはとても受け取りやすい状態にあったわけね…」
そ、だから、前回までに
彼と逢瀬しようとすると、あたしの謎の体調不良が何度も重なり、
そのたびごとにどんどんと体調不良の深刻さも増していき
そーんなわけでアレックスとなかなか会えないあたしの代わりに
別の女性をアレックスに紹介しようとしたことでかえって
あたしとアレックスとの関係がギクシャクしてしまった
その詳しい経緯を時系列でたーっぷりと説明してきたところで、
今度は湯舟で下のお口をパクパクと駆使して伝えてくださった、
アレックスに関する、M神様のお告げをお話することにするわね![]()
そ、彼からはここ数日間、既読スルーのままで一時音信不通の状態だったの
だけど!!
このままあたしたちの関係がフェードアウトするとは決して思えなくて
そこは律儀で紳士的な彼のことだから、いつかしら何かしら必ずあたしに言ってくる
だから、そこは、あたしは彼の流儀に合わせて、
しばらくこのまま待ってみましょうって気持ちでいたのね
アレックスにまつわるモヤモヤとした想いを
過去記事「別れの予感…」で書くことによって発散、消化してしまって、
心になーんの曇りもない、ニュートラルの落ち着いた状態だったせいか
M神様のお告げ、それからビジョンが色々と見えたり、聞こえたりしたのね
まず1つ目は、アレックスが、2歳か3歳ぐらいの、
髪がくりんくりんでピンクのワンピースを着て、まだおむつが取れていない女の子を
ひょいと肩に担ぎ上げて歩いている姿がはっきりと見えたの
それから、その彼のすぐ後を、セミロングの黒髪で色白の少しふっくらとした
清楚で大人しそーな、日本人女性が
にこにこと穏やかな表情でついて歩いている姿もね
彼女は言わずと知れた、アレックスの未来の再婚相手で、
その小さな女の子のお母さんね
そ、この光景が妙に鮮やかに何度も何度もあたしの目の前に浮かんだのよ
そこであたしは分かったの![]()
あ、アレックスは肌の色こそ褐色だけど、中身は古風な日本男児そのものね!
そーね、だからこそ、アレックスはもはや、
性的に情熱的でセクシーなだけの女性を求めていなかったんだなって
そーんな女たちとはこれまでに散々浮名を流して来たものだから、
今度はそーんな女性よりも、自分の子供を産んでくれ、
母親になるに相応しい知的な女性を求めているのだなと
なるほど、そりゃ、行きずりの相手に容易く全裸写真を撮らせてしまうよーな
そーんな開放的な性が全面に出ちゃうよーな、女性を避けるのもムリないなって
男性性の高い彼のことだから、その全裸写真の女性からも漏れなく惚れられて
結婚だとか交際だとか迫られて後々面倒臭くなることも見えていたし
そもそもその相手が、あたしみたいに性病検査を定期的に行っているのかどうかも謎
それから、彼は既に存在している、現在高校生の息子さんに関しては愛しているけど
それでも、息子が出来てしまった経緯については、
アレックスがこれは実際、以前に言っていたことだけど、
彼がまだ20歳で若くて何も分からない状態で、
ほとんどハメられてしまったかのよーな状況で、日本人の
元妻が内緒で強引に孕んで産んでしまったことが今でもイヤだったみたいで
今度こそは自分もちゃーんと納得して決めた上で、
娘を作りたいと思っているみたいね
娘が欲しいということについての詳細は
直接、アレックス本人に訊いて確かめたことではなかったけれど、
全てが一気に腑に落ちたの![]()
確かにあたしの行き過ぎた言動で彼を不快にさせてしまったことは謝るけど
でもね、まーったく後悔はしていないのよ
だって、今回のこのいきさつがあったからこそ、
彼のセックスに関する姿勢、考えが少しは見えて来たわけだし
それにね、彼がゆくゆくは自分の娘が欲しいと思っている、
そーんな密やかな夢を抱いていることを教えてくれたことが何だか嬉しかったの
もちろん、寂しさや嫉妬めいた想いが全然なかったわけではないけど
それでも、あたしはアレックスの夢を全面的に応援したくなったわ
だからこそ、あたしはアレックスが別れを望めば、
素直にそれに応じる覚悟はあったのよ
それなのに!!
そーんなアレックスの未来の映像が何度も鮮やかに見えたのに
不思議なことに、どーにも今回、
あたしとアレックスは別れる流れにはならないなという
そーんな強い確信めいた思いも同時に拭いきれずにあったの
いいえ、それはあたしの願望からそー感じていたのではないわ
だって、あたし自身は彼と別れるつもりで覚悟を既に決めていたわけだし
だからこそ、矛盾してる、これは一体どーいう意味なんだろう?
とにかく、アレックスはあたしと別れたがっていないみたい、
それだけは強い念として感じる…
あたしもこの矛盾の意味が分からないままに
入浴を終えて浴室から出たと言うわけだったの
そーしたら!!
その日の夕方に、それまで音信不通だったアレックスからLINEが来たのよ…
to be continued…


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