「分かりました、ちょっと待ってください」
薄暗い部屋の中で、カイトは静かにそー言うと、
がそこそとコンドームの箱を開けて、取り出し、
装着しよーとしているのが分かったわ
あたしはその一連の音を聴きながら、
「とりあえず、ゴムを装着出来る程度には勃起を維持しているのね」
って、人知れず安堵していたものよ
それから、「さっすが若いだけあるわね、ちょっとやそっとのことぐらいでは
その勃起に何ら影響も出ていない」とはって、感心もしてしまったほどよ
やがて装着し終えたカイトが、正常位であたしの中に入って来たの
おぉ、何て硬さのあるPなの!!
照れ屋で直ぐに隠したがりのカイトのせいで、
あたしはこの期に及んでも、ちゃーんと彼のPを
まじまじと見ていたわけじゃなかったけど
そーねぇ、あたしのMで感じたところでは、
直径3.5㎝、長さ15㎝ぐらいだったと思うわ
そ、つまりは太さも長さも硬さもちょーどいい!
うふふ、体はあたしよりも小柄なくせにね
肝心かなめなところでは、しーっかりと、男なんだから
カイトは挿入するなり、前後に高速で
今にもピストン運動をしそーだったから
あたしは先手を打って、こー言ったのよ
「…カイト、いい、これからあたしの言うとーりにしてね
まずは動かないで、そ、そーやってじっとしていて
それから、あたしの言うとーりに動いてちょーだい」
カイトはあたしの指示どーりに、あたしの中で一旦静止していたわね
「…カイト、いい、あたしの奥の奥までもっと入って来て」
カイトはあたしに言われたとーりに、可能な限りで奥まで入れて来たわ
「…ね、そしたら、Pの先に何か当たる感じがする…?」
「うん…」
カイトはそー返事したのだけど、正直、
あたし的にはちょっと頼りない感覚だったわね
そ、つまり、あたしのポルチオにカイトのPが
ホントに当たっているのかどーか痛いぐらいに押し返してくる、
そんな確かな感覚がちょっと感じ難かったと言うか
でも、ま、この硬さだけは本物ね
あたしがつい先日別れたばかりの、あたしのお気に入りだったセフレ、
タツノスケ師範の巨根をMのお口一杯に頬張るのが好きだったけど
それでも、あたしのMが感じる、巨根特有の、
魚肉ソーセージのよーな柔さはどーしても否めなかったし
ま、それでも、あの巨根特有の、あたしのMの中で
隙間なく広がって密着する感じもなかなか悪くはなかったもの
だけど!!
いつしか、その密着感も慣れきって薄れてしまった頃、
タツノスケ師範の巨根はぐにゃぐにゃと硬い芯を持たぬ
巾着のよーな皮だけの、海綿生物みたいになってしまって
そんな彼のPをあたしはMの中ですーっかり見失って
締めることも頬張ることさえも出来ずにいて
それはそれであたしもなかなか中イキすることが出来ずに
永らくストレスでもあったりしたわけ
だからこそ別れるべくしてあたしたちは別れたのだと思うけど
それに引き換え、非巨根のカイトのPってば、
あたしが永らく忘れていたカルパスのよーな、確かな硬さを持っていて
「おぉ、これなの!これ、この硬さだったの!
あたしがずーっと渇望していたのは!!」
って、人知れず歓喜の声を心中で上げながら、ぎゅーぎゅーって
力の限り、カイトのPをあたしのMの中で締め上げていたわね
「あーん、カイト、休んではダメよ、そのリズムでゆーっくりと
あたしの奥を突くのよ、それがあたしの降りて来た子宮だから」
あまり記憶がないけど、あたしのことだから、
カイトのPの先端があたしのポルチオに当たるよーに、
あたし自ら腰を振って微調整していたに違いないわ
締めても締めても衰えることを知らないカイトのPの硬さと
挿入直前にたーっぷりとカイトにクンニして貰ったことも相まって
あたしはじきに中イキを迎えてしまったのよ
「あーん、カイト、イク、イクわぁー!!」
あたしは眉間に皺をぎゅっと寄せて、頭を左右に振り乱していたわね
…うふふ、これまでに商売女しかろくろく知らぬカイトってば
女が自分のPでフェイクなしで本気で感じてイクって言うのを
たぶん目の当たりにしたことがなかった筈よ
だから、きっと驚きながらも興味深くあたしを見下ろしていた筈だわ
「…カイト、あたしは今イッたから、今度はカイトがイッて…」
あたしが息も絶え絶えにそー言うと、カイトは少し腰を引いて
自分にとって最適なポジションを見つけると
うふふ、実に幼くて可愛らしー高速ピストン運動でじきに果てたの
カイトは自分のPを引き抜くとコンドームを外したりして後処理をしていたわ
あたしはアクメの気怠さに、カイトには背を向けて
ぐったりと右頬を下にして横たわっていたのよ
若くて元気なカイトは先ほどのピストン運動は
彼にとっても実に他愛ないものだったらしく
肉体的疲れはどこへやらって感じで、彼はそのままソファーに座ると
所在なさげにスマホををチェックしたりしていたわ
ホント、情緒の欠片もない坊やねぇ…
あたしは密かにそー思って苦笑していると
カイトが藪から棒にあたしにこんなことを言って来たの
「…キデさん、俺、犬飼っているんです…」
「…?」
何、今から彼なりに不器用で藪から棒なピロートークでも始まるの?
って、感じで、あたしは気怠さに微動だにしなかったけど
一応、耳はそばだてはしていたのよ…
to be continued…
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