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トーキョー・ラヴァーズ~その21~(東京愛人特集)

マコトは自分のPにゴムを着けると、

 

正常位であたしの中に入って来たの

 

マコトPがあたしのMの中に差し込まれた時

 

あたしのMの中の膣壁が

 

マコトPに沿って狭(せば)まったかと思うと、

 

両側からガシャーンと音でもしたかのよーに

 

ぴったりとサイズ調整をして確かに包み込んだのが分かったわ

 

そっか、これまではあたしのMってば、

 

巨根タツノスケ師範仕様になっていたものだから

 

明らかに太さも長さも違う、マコトPの侵入に

 

まるでロボットのよーな正確さで微調整してくれたというわけよ

 

だけど!!

 

おぉ、タツノスケ師範が正常位で挿入するときはいつも

 

激しくて単調なピストン運動の代わりに、

 

あの極太だけど同時に短くもある、

 

彼のPであたしのポルチオ

 

つんつんと突いて刺激を与えるものだから

 

そのいつもの調子でまだそんなに感じてもいやしないのに

 

あたしの子宮ってばスタンバイして降りて来ていたみたいなの

 

そこへ、タツノスケ師範のPよりも亀頭1.5個分長い

 

マコトPが挿し込まれたわけでしょ

 

さすがにあたしの膣壁は新しい男のPに健気に対応してくれたとしても

 

子宮まではその突然の変化に対応しきれなかったとみたいね

 

だから、タツノスケ師範とまだ出会っていなかった半年前なら

 

そんなマコトPがポルチオに当たって痛いということもなく

 

むしろ、適度にくすぐられて快感でさえあった筈なのに

 

今はそれが一変して、ひたすら痛くて仕方ない!!

 

そーそ、マコトってば、

 

日頃はあたしに全然構いやしない男なのに

 

なぜかベッドの中ではやたら「痛くない?」

 

くどいぐらいに訊いてくる男だった!

 

これまでなら、あたしはそんなマコト

 

「ええぃ、黙れ、気が散る!」

 

って人知れず毒づいていたものだけど、

 

まさにこの時ほど、

 

「おぉ、渡りに船!!」

 

って有難く思ったことはなかったわね!

 

あたしは挿入されたままの状態でマコトに返事をしたのよ

 

「痛いわ!とても痛い!全然気持ち良くない!

 

マコトのPがあたしのポルチオに当たって痛いの!」

 

「そっか、痛いのか…それじゃ、こーしよう」

 

マコトは自分のP

 

真っ直ぐあたしのポルチオに当てるのではなくて

 

あたしのMの中で上部、

 

つまりあたしの腹側の壁に心持ち移動させると

 

そのまま緩やかに自分のPを落とすかのよーに

 

上下にピストン運動を始めたの

 

うーん、ちょっとはこれでマシになったかしら…?

 

いいえ!!

 

やっぱり、痛い痛い痛い!!!

 

「マコトー、ダメ、痛いわ痛い!!何も変わらない!!」

 

「…そっか、痛いのか…」

 

マコトはそこで再びピストン運動を休止させると、

 

さてどーしたものかと少し考えているよーだったわね

 

そんでもって、しゅるるるる…と

 

マコトがあたしの中で

 

みるみる小さくなっていくのを感じていたの

 

「マコト、Pが小さくなってるわよ」

 

マコトもそれは自覚あったのか、そこで自分のを引き抜くと

 

にゴムを装着したままで、ふて寝でもしたのか

 

そのまま静かにスーッと寝入ってしまったの

 

あたしは性交の後のルーティンの、

 

排尿をした後でベッドに潜り込むと

 

色んな想いが忙しくやって来たわ

 

あたしが一旦、彼のLINEブロック削除をしてしまった

 

マコトを執念深く復活させて

 

彼にないがしろにされながらも、めげずにしぶとく会ったのは、

 

もう一度確かめてみたい想いがあったせいなよ

 

それは、本当にマコトはあたしが執着するに足る男なのかどーか

 

再びセックスしてみて、初回のときと同じよーに

 

彼はあたしにポルチオの快感を与えてくれるのかどーか

 

この間、どれだけ紆余曲折があろーとも、

 

そ、あんなにあたしがマコトに惹きつけられていたのは、

 

あたしの「ポルチオ男」と呼んで

 

どんなにベッド以外での態度がつれなかろーと最悪だろーと

 

あの希少価値の快楽を与えてくれるのは、

 

悔しいかな、コイツしかいないと思い込んでいたからよ

 

…だけど、哀しいかな、現実はどーやらそーでもなかったみたい…

 

その、ポルチオ男の称号は、どーやらあっさりと

 

タツノスケ師範に明け渡してしまったみたいで

 

その呆気ない陥落振りにあたしは愕然としてしまっていたわ

それと同時に、ここまで他の男とのセックスに影を差す

 

タツノスケ師範の存在感に

 

脅威とその罪深さを感じずにはいられなかったの

 

やっぱり、タツノスケ師範ってば、

 

あたしのM神様秘蔵っ子で、

 

すっかりあたしのMを手なずけてしまってる

 

「あたしはこの呪縛を完全に解くためには、

 

これから一体どれだけ多くのメンズとセックスをすればいいの?」って

 

静かな寝息を立てるマコトの隣で、

 

上半身起こしたまま、めまいにも似た、

 

くらくらするよーな想いで途方に暮れていたのよ…

 

to be continued…

 

 

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