「しゃぶれ、しゃぶれ…」
マコトはあたしへ2度と愛撫するつもりもない感じで
あたしとマコトはベッドで並んだまま横たわっていたの
もー、さすがにあたしも聞き飽きた!我慢の限界よ!
「あのねー、あたしは基本的にメンズにFはしない主義なの!
余程、やんごとなき状況か、余程、気に入ったメンズ、
あるいは気に入ったPでないとしてやらないのよ!」
だけど!!
そんな反撃虚しく、マコトには全然通じていないよーで
ブツブツと「しゃぶれ…」の1点張り!
ホント、泣きじゃくる赤子と質の悪い酔っ払いだけには敵わない!
面倒臭くなったから、あたしは、「それなら、もー入れる?」って
マコトに試しに訊いてみたの
そーしたら、マコトってば、まさかの「いいよ!」ですって!
ほう!大きく出たわね、どれどれ見せて貰おーか!
確かに、まじまじと見た、マコトのPはさっきよりも大きくなって
それまで交通標識の右折矢印のよーに、
途中でぐにゃりと右側に曲がっていたものが真っ直ぐにはなっていたわ
だけど!!
あのねー、自分で言うのも何だけど、でも言いますけどね、
あたしみたいに実に色々なメンズのPを見て来た触れて来た
海千山千の女としては触らずしても、一目見ただけで、
望ましいPの固さかどーかを目測することが出来るんだからね!
だから、マコトに言ってやったのよ
「マコト、あんたー、まだまだその固さではダメね!」
そ、望ましいPの固さとは、固い芯がPの中にある、
そんなアルデンテな状態でないと、ダメなのよ!
「…だから、しゃぶれ、しゃぶれ…」
「あー、ハイハイ、うるさいねぇ…
それはそーと、マコト、あんた、ゴム持っているの?
いくら入れたがっても、ゴム無しならあたしはお断りよ!」
「…だって、キデ、ゴム持って来いって言わなかったし」
「あのねー、随分前に言っておりますが?
そもそも、あたしたちがこれまでにゴム無しでしたことあった?
それに、マコト、あんた、全然ゴム持っていないの?」
「…いや、あったかな、あったと思う…」
そー言うと、マコトはベッドから出て、
サイドテーブルに無造作に置かれてあった、
くちゃくちゃにくたびれたリネンのトートバッグの中を
ごそごそと掻き回してゴムを探し始めたの
あたしはあたしで、そんなマコトに一切期待することなく、
そー言えば、あたしが持参した宿泊荷物の中に
ヴィトンのヴァニティーケースが3つあるけど、
そのうちのどれかに、確か、以前、愛人メンズから強奪してやった
コンドームが2個ばかり、まだ手付かずで入っていた筈
あたしがそんな目星を付けていると、
マコトが「あった!」と声を上げたのよ
「ほら、あっただろ?」
そーやって、得意気にマコトがベッドの上にばら撒いたゴムは、
外装の袋がマコトのトートバッグと同じく、くちゃくちゃになっていて
しかも、2つとも全然種類が違うの!まるでどこからからかき集めたよーな感じ
1つは、あれってば全国共通でラブホテルで使用されているゴムなのかしら、
あたしも地元の至るホテルでお目にかかった、見覚えのあるゴムだったのよ!
ほら、2個1で枕元にセットされているヤツ
…マコト、大体あんたは1回射精すればいい方、
…まさか余ったゴムを勿体ないと持ち帰ったん…か?
…そんな、セコイ、みみっちいヤツだったんか…?
それからもう1つは、あたしが昔タヒチに行ったとき、
地元の雑貨屋さんで販売されているのを見たことのある、
ゴムを縦に2つ折りにして円形を潰し細長い外装パッケージに入れてある
主に欧米人御用達のタイプ
…マコト、あんた、まさか、米軍基地にでも出入りしてるんか…?
ま、触らぬ神に祟りなし、
だからあたしはそれ以上は敢えてスルーしたけどね
さて、こーして晴れてマコトのヤツは、
あたしに挿入する資格を堂々と見出したわけだから
これはここで一度ぐらいは入れさせてやらぬとうるさいだろー
あたしもいよいよ観念して、
念のためにマコトのPを今度は触診で確かめてみたのよ
ん、やっぱり、挿入するには、後もー少しだけ固さが足りぬ!
「…いいわ、しゃぶってあげてもいいけど、
ただしゃぶらされるだけなのはイヤ!
それなら、69と行きましょ」
そー言うなり、あたしは有無を言わさず、
69の体位であたしがまたがると、
マコトの面前に自分の尻を持って行ったの
「うわー、エロっー!エロっー!」
うふふ、そりゃそーでしょーよ、
あたしは小陰唇のビラビラが人よりも大きい
アワビ型ならぬ、合わせ牡蠣2枚型のMなんだからね
マコト、あんただけじゃなくて、
これまでにも色んな殿方から賞賛されております
そんでもって、黙るとマコトはあたしの、
彼の言うところの、大きくてイヤらしいヒダヒダを
1枚にして重ね合わせると、ちゅーちゅーと吸い始めたの
あーん、さっすが、何も言わなくても、酔っ払っていても
あたしの感じやすいところ、よーく分かっているじゃない!
あーん、でももっと欲を言えば、強弱をつけて吸ってくれたら
もっと素敵なんだけどな…
そ、タツノスケ師範みたいに…
あ、ダメダメ、アイツのことはNGでお願い!
「…しゃぶれ、しゃぶれ…」
は?あのー、あたし只今絶賛F真っ最中ですけどー?
マコトのヤツ、酔いが酷すぎて、Pの感覚もかなり鈍っていると見たわ
それはそーと、半年前、あたしはマコトからイラマチオさせられたとき
マコトのPってば、ちょーど非巨根と巨根のハイブリッド型で
ちょっと大きめにお口を開けないと、
上の口では咥えにくいかもって思ったのを覚えているけど
それなのに!!
今では、おぉ、タツノスケ師範の巨根の弊害ね!
口に含んでみても、全然手応えがなくて物足りないの!
あたしは、あの懸命になって口を開いて頬張る感じが
気が付けば、いつしかスタンダード、デフォルト、
フェイバリットにまでなってしまっていたのよ!
「あれ…こんなに細くて頼りなかったかしらん?
何か、子供のPでも咥えているみたいだわ…」
あーん、もう!!
しぶとい亡霊のよーに、
あたしとマコトとのセックスに割り込んでくる
タツノスケ師範の幻影を振り払うかのよーに
あたしは言ったの
「ね、マコト、さっさと入れてしまいましょーよ!」
to be continued…
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