あたしは思いがけないショウからのKakaoに
はやる気持ちで彼に返事を打ったの
「おぉ、ショウさん、返信ありがとうございます!
…正直、ご縁がないのかなと諦めているところもありました
それだけに、思いがけない、お返事にこちらは
どれだけ舞い上がっているのか、
きっと御想像出来ないぐらいでしょうねw
それはそーと、こんなに遅くまでお仕事とはお疲れ様です
相当な激務だったのでしょうね…」
その後、あたしとショウは改めてお互いの自己紹介をし合ったわ
もちろん、本名などの核心を突いた話題はスルーしてね
あたしは実は東京へは出張で来ていて、ホテルに滞在していること
既婚者であることや年齢のこと…etc
そして、ショウは東京生まれ、東京育ちの生粋の東京っ子で、
バツ2で子なしの現在独身の48歳のメンズでもあり、
こちらはタツノスケ師範と違って、再婚希望であること
ショウ曰く、
「都会はバツ3とかバツ4とかはざらにいて、
決まってみんな、結婚に懲りていなくて、
再婚したいと思っている人が多いんだ
僕だって、また結婚したいかな、
だって結婚生活楽しかったからね」
ひー、こんなけったいな考えを持っている人がいよーとは!!
あたしはタツノスケ師範じゃないけど、
それでもがんを患う、現夫が亡くなったら、
「もー2度と結婚はしない!」って思っているものね
うちの夫は完全にあたしのプライバシーには立ち入らないから
おかげさまであたしはこーやって好き勝手に
ブイブイ言わせているわけだけど
それでも、やっぱりどこか窮屈さは残る
うふふ、あたしが晴れて独身になったあかつきには、
お気に入りのセフレメンズが数名いてくれたらいいかなぁ
しかし!!
シャンパンの酔いも回って、おまけにホテルの薄暗い間接照明、
あたしの近視、乱視、老眼の三つ巴の弱い目を駆使して
ちまちまとKakaoのメッセージを打つのは結構苦痛な作業だったわ
そこで、酔ったのと幸先の良さげなメンズとのやり取りで舞い上がったこともあって
平素なら電話なんて苦手で敬遠しがちなのに
気が付けば、あたしからショウに
「電話でお話し出来ない?」って提案していたの
すると、ショウも
「いいね、僕も正直メールとかは苦手なんだよね」って
快諾してくれたわ
うふふ、さすがあたしたち昭和人間だけあって、話もツーカーねw
あら、シュっとしたショウはあたしみたいな泥臭いタイプと
十把一絡げに昭和人間だと扱われてしまうと不本意だったりするかもねw
そんでもって、あたしたちはKakao電話で話を始めたわけ
「改めて初めまして、ショウです…」
ゆっくりと言葉を確かめるかのよーに話す、彼の話し方に
勝手ながらに彼の包容力の大きさを感じたよーな気がして
あたしはどんどんリラックスして彼と話することが出来たの
「…ところで、キデさんのサイトの日記を読ませて貰ったよ
本来ならやり取り開始前に一読しておくべきだったのかも知れないけど
順序が逆になってしまって…それはそうと、僕が相手でいいのかな?」
「…と言いますと?」
「だって、ほら、タツノスケ師範だっけ?
何だか凄そうな人が日記に出ていたりしてるじゃない?」
「あー、タツノスケ師範ねぇ…笑
ご心配なく、彼とは今朝、別れたばかりですよ笑
あたしの日記に興味を持って下さり、とても嬉しいです!
良ければ、あたし、アメブロでブログを2つも開設しているので
そちらも案内しましょーか?」
そんなこんなでショウと話しているうちに、
彼はまだ職場にいて、それも後30分ぐらいしたら完全に仕事から解放される
そんでもって、彼の職場からあたしの滞在するホテルまで
彼の車でやはり30分程度で到着出来ると思うから、
今から1時間後ぐらいに落ち合って是非ともドライブに行こうって、
話はサクサク決まって電話を切ったわけ
電話を切った後で、
「勢いと流れでたった今やり取りをしたメンズと
ドライブに行く約束をしてしまったけど、大丈夫かな?」って
遅ればせながら、少し不安も出て来てしまったわ
そーは思いながらも、
あたしはサテンシルクのナイトガウンとスリップドレスに
着替えてしまっていたから、今更、外出着にもう一度着替えるのも
あぁ、面倒だなって思ったり
だけど!
そわそわとして、刺激を求める気持ちだけはどーにも手懐けられそーにない!
このまま出掛けるかどーかは、もー少し、自分の気持ちと相談してみましょ
少なくとも今、この瞬間、
あたしは誰かメンズともっと電話でおしゃべりしたいの!
日頃、あんなにも電話キライを自認して、
極力電話を避けるあたしにしては実に珍しいことだと思ったわ、
全てはシャンパンの酔いではしゃぎ過ぎているせいかしら
そこで、あたしは東京メンズよりかは気心知れてる、
地元メンズの誰かに電話することを思い付いたのよ
サイトではすっかり、古参会員扱いで
今では「サイトの主」の風格さえも醸し出して
閑古鳥が鳴いていたあたしのプロフだったけど
それでも、あたしがサイトで日記を公開するよーになってからは
フォロワーさんも激増して、
日記の感想を寄越してくれたりするメンズもいたりして
必ずしも、男女の出会いと求めるそれまでとは違った、
交流を持てるよーになっていたのよ
そのメンズの中でも独身で、
あたしが思い付きで電話しても相手をしてくれそーな
「みたらし団子さん」にターゲットを絞ると
あたしはサイト経由で彼にメールを送ったの
「こんばんは
タツノスケ師範と別れてしまいました
ところで、今夜、電話でお話しませんか?
東京でさみしく過ごしています」
すると、程なくして、あたしのプロフに返事が届いたわ
「こんばんわー お別れしたんですか?
そうだったんですか… 東京出張でしたっけ?
色んな男性とお会いしているものと思ってました、、
電話大丈夫ですよ♪ いつでも、連絡下さいね(^^)/」
それから、あたしとみたらし団子さんと
KakaoのIDを交換するとKakao電話を始めたのよ…
to be continued…
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