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セフレの品格~その17~

ケースケ、おつかれさんイエローハート

 

そーそ、前の話の続きねイエローハート

 

その後、途中で間を挟んで私はやはり騎乗位で2回イッたけど

 

あれ、シュースケはどーだったかしらん?

 

少なくともその2回のうち、

 

1回は彼はイカなかったよーな記憶があるのだけど、

 

ね、シュースケ、どーだった?

 

うふふ、もー、今更2人とも覚えてなんかいやしないかw

 

あれから2か月近く経ってしまったしね

 

それに、今日までに2人ともお互いに違う相手とも

 

メイクラブを楽しんで来たわけだしねw

 

でも、はっきりと覚えているのは、

 

やっぱり、シュースケはとーっても心根の優しい青年なのね

 

メイクラブが終わった後で、

 

どこかへ飛ばしてしまっていた布団を彼は拾い上げると、

 

クーラーが効いている室内で真っ裸の私を気遣って

 

「寒くない、大丈夫?」なんて声を掛けてくれながら

 

そっと布団を掛けてくれたのよね

 

うふふ、でも本当は、私、

 

シュースケとハッスルした後だったから

 

その余韻でまだ体が火照って暑いぐらいだったのだけど

 

でも、シュースケのそんな心遣いがとても嬉しくて

 

黙ってされるがままにしたの

 

そーよ、これも何度もこのブログで書いて来たことだけど

 

メイクラブで重要なことは「前戯」ではなくてむしろ「後戯」だと

 

私は常々そう思っているの

 

常日頃から、やれ自分の好きなPの形状だとか、やれ中折れ厳禁、

 

少なくとも2回は私をイカせろとか騒いでいる私だけど

 

でもね、それを差し置いても、実は本当に重視していることがあって

 

それがまさにこの「後戯」だったりするのよ

 

女は…少なくとも私は、アクメを噛み締めながらも

 

メイクラブの後のメンズの振る舞いをじっと観察していたりするの

 

世間には「賢者タイム」なる言葉があって、

 

メンズが射精した後、いわゆる性欲と言う煩悩から解放された

 

素の冷静な自分に戻る、ひと時があるって言うじゃない

 

その時に相手の女性に対してどう振る舞うのか

 

手のひらを返したかのよーに、冷たく無関心に扱うのか

 

それとも、さっきまでの素敵なひと時をありがとうって

 

せめて敬意を持って扱うのか

 

その時のその振る舞いで、

 

そのメンズの真の人間性が分かると言うもの

 

その「後戯」こそが紳士的で優しいものだったら

 

さっきのメイクラブが多少まずかったとしても

 

女性は…少なくとも私は、好意的に受け止めるわね

 

逆に、どんなにそれまでのメイクラブが優秀だったとしても

 

その後の「後戯」どころか、メイクラブの後での態度が冷たい、

 

酷すぎたりなんかすると、

 

もう二度と会いたいとは思わなくなってしまうわね

 

そーそ、17時からのネイルの予約のことをシュースケ

 

しっかりと覚えてくれていて、

 

「そろそろ帰り支度しないと間に合わなくなるよ」

 

って心配してくれたりしたの

 

尤も、私は、シュースケとのひと時が楽しかったから

 

ネイルなんてキャンセルして、

 

このままもっとシュースケ

 

過ごしたっていいと思っていたのだけどね

 

でも、シュースケは島から船に乗って

 

わざわざ私に会いにやって来てくれたのだから

 

少しでも早く解放して帰してあげてもいいのかもって思ったから

 

シュースケの提案にそのまま乗っかったのよ

 

そーそ、ホテルを出る前に料金を精算することになったのだけど

 

私はまさか自分の子供のよーな年齢のシュースケ

 

ホテル代を出して貰おうとは思っていなかったから

 

昼間にタクシーを使って待ち合わせの場所に来てくれたその料金、

 

それと立て替えて貰った昼ご飯代とかも合わせて支払おうとしたら

 

「俺は働いています。女性からお金を一銭たりとも

 

貰うわけにはいきません」って頑として受け取ろーとしないの!

 

おぉ、こんな年上の、まさに母親と同い年の私でさえも

 

しっかりとレディー扱いしてくれると言うの?!

 

おぉ、その優しさにこちらは涙がちょちょ切れそーになったわ!

 

まさに、さっき、ピロートークで、給料は自分の生活費の他に

 

きっと彼女さんとのデートでもこんな感じで一切出させないのね

 

デート代で残りはほとんど消えてしまうって聞いたばかりだったのに

 

シュースケ、キミは何て健気でいい青年なんだ~!!

 

だから、帰りのタクシーで商店街に降り立った時、

 

そんないじらしいシュースケ

 

このままお別れするのは名残惜しかったし

 

独身のシュースケはこのまま帰宅して

 

夕飯はどーするのだろうって思ったのよ

 

あれぇ、これってば、少しおかん的な気持ち入ってる?w

 

私って、子なしの、ついでに母性愛の乏しい女だった筈だけど?

 

うふふ、夫の夕飯の心配などつゆもしたことなんかないのにね

 

それに、人懐っこいシュースケ

 

どこか名残惜しそーにしてくれていたしね

 

だから、私から提案したのよ

 

「ね、さっきのお礼に、夕飯ごちそーするから、

 

一緒に食べて行かない?」

 

私のネイルは、シンプルなデザインだから、

 

そんなに時間もかからないはず

 

それに、私のネイルが終わる頃には

 

居酒屋とかも開店し始めるだろーし

 

そーしたら、シュースケはどこか嬉しーそーに

 

二つ返事で応じてくれたのよ

 

逆に私にどんなものが食べたいかって訊いてくれて

 

私がネイルをしている間に、希望のお店も探しておくよって

 

言ってくれたりなんかしてね

 

おぉ、このさり気ない心遣い、優しさ!

 

これが平成メンズってヤツなのねって感動しきりだったわ

 

私がこれまでに付き合って来た

 

メンズに限ってなのかどーかは分からないけど

 

でも、私の知ってる昭和メンズは物ぐさで

 

「キデに任せるよ」って響きは良いけど

 

要は何でもかんでも私に丸投げでいつでも私一人だけが

 

しんどい思いばかりさせられてきたからなぁ

 

人知れず、シュースケのそんな優しさに感動しながら

 

私はネイルサロンへと向かい、

 

一旦シュースケと別れたわけ…

 

to be continued…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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