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セフレの品格~その9~

ケースケ、おつかれさんイエローハート

 

そーそ、昨夜の話の続きねイエローハート

 

自撮り写真のシュースケイケメンだったから

 

私もついつい感動してメッセージ送ったの

 

「おぉ、イケメン!(笑)」

 

どーせなら、このイケメンと思う存分

 

メイクラブを楽しみたいブルーハート

 

「ネイルはキャンセルするかもね」

 

「イケメンだなんて、全然や。笑

 

でも、素直に受け取っとくわ口笛

 

ありがとう!」

 

「あら、ネイルは無理に

 

キャンセルせんでいいからな~

 

お互い気を使わんとこうな!」

 

「そーね、気分次第で(笑)

 

あ、着いたら、どこかでゴム買ってね」

 

「大丈夫や。笑。何個か持って来とる口笛

 

ブログ読んだで~」

 

「今は、メイクとかしてるから、

 

11時半前後にスーパーMで会いたいわ

 

着いたら、奢るから、昼ご飯とか

 

そのスーパーで探してて

 

ゴム持参とな、さっすが (笑)

 

ブログ読んだなら、イメトレしてね(笑)」

 

1歳年上のこーきは、私が何度言っても

 

ゴムを用意して来ず、

 

あんなにスーパーMでは売っていないよって

 

言ったのに、案の定、ゴムを買うためだけに

 

タクシーで走り回る始末だったわよねネガティブ

 

それなのに、このシュースケはちゃーんと

 

ゴムを持参してるキラキラ

 

同世代のメンズでもこーも気配り加減が違うか…

 

「イメトレはいらん。笑

 

その場の雰囲気で感情読み取りながらするわ口笛

 

お昼は何系が食べたい?」

 

「さっすが(笑)

 

私はメイクラブの前はあまり食べないの

 

でも、おにぎりがいいかな

 

シャケとたらこ、あとは炭酸水

 

あとはシュースケの好きなの選んで」

 

「おけ~!来る時気をつけて」

 

「着いた~

 

今からタクシー乗って、

 

スーパーへ向かいますー」

 

「スーパーに着いたらまた教えてね」

 

「おけー」

 

それから5分もたたずにスーパーに

 

着いたと連絡が入ったの

 

「ついたー

 

おにぎりとか買っとこうか?」

 

「お願い、今から行くわ

 

スーパーでゆるゆると時間つぶしてて

 

着いたらまた連絡するから」

 

「おけー」

 

逢瀬の3種の神器、

 

「M専用のソープ、マウスウォッシュ、スリップ」

 

を慌ててバッグに突っ込んだわね

 

え、スリップって何?ですって?

 

前にもメンズの誰かに説明したよーな気がするけど

 

そーね、乱暴に言えば、太もも辺りまで丈がある

 

キャミソールって感じのものよ

 

ホテルの部屋着は全然色気ないからね

 

入浴をした後で、まとうつもりで持っていくの

 

それはそーと、いつもならどんなメンズかしら?

 

いい人だったらいーなって、

 

不安が期待よりもちょっぴり増してたりするのだけど

 

さっき、シュースケが気を利かせて

 

自撮り写真を送ってくれたし

 

おまけにその写真からシュースケ

 

最初にこちらが思ったとーりのイケメンだったし

 

だから、今回は、もー、ワクワクしかなかったわね

 

それから、楽しいドキドキと

 

いつもよりずっと早い梅雨入りを予感させるよーな

 

鬱陶しい雨がここ数日続いていたのに

 

しかも私って押しも押されもせぬ

 

雨女だったはずなのに

 

そんなジンクスを吹き飛ばしてしまうぐらいに

 

私の弾む心を代弁してくれていたのか

 

それともシュースケと私のこれから始まる

 

逢瀬が楽しくなることを告げてくれていたのか

 

その日は、日焼けしそうなぐらいの快晴だったわね

 

「着いたよ、スーパーの入り口にいるよ

 

どこにいる?」

 

「今から出るわー、あら、どこに?(笑)」

 

2人ともそれぞれ別の入り口にいたらしい

 

私も今いる入り口から離れて

 

2つの入り口の間にある自転車置き場の方へ

 

移動してみることにしたの

 

うふふ、いた!

 

きっと、あの後ろ姿ねブルーハート

 

明るい髪の色に、シュっとした細身で

 

初夏にふさわしい、水色の半そでシャツ

 

おぉ、写真どーりだわ!

 

おおよそこのスーパーには似つかわしくない

 

若々しくて、イケメンぶりを連想させる後ろ姿!

 

でも初対面で大声で呼びかけるのも恥ずかしー

 

それで私は慌ててシュースケにメッセージを打ったの

 

「自転車置き場にいるよ」

 

振り向け、イケメン!

 

「おった!」って、

 

シュースケからの返事を確認する間も与えないぐらいに

 

その素敵な後ろ姿の青年は振り返ると

 

すぐに私を認めて、そして私たちは窺うように

 

小さく会釈をしてお互いに近づいて行ったのよ

 

「シュースケ…くん、だよね?」

 

「キデさん…ですよね?」

 

こーして近くで会ってみると、

 

シュースケ180㎝近い、

 

スラッとした青年だったわね

 

第1愛人教祖様といい、

 

セフレ筆頭ケースケといい、

 

私とゆかりの深くなるメンズは、皆、

 

around 180㎝ なのかもしれない

 

「…初めまして」

 

「…こちらこそ、初めまして」

 

私たちはおずおずと挨拶を交わしたものの

 

うふふ、きっと楽しくなるわって

 

私の中では既に、そんな素敵な予感があったのブルーハート

 

 

to be continued…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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